My Human Gets Me Blues

Syndicate RSS Syndicate LIRS

2003|02|03|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|05|06|07|09|10|11|12|
2006|02|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|08|09|10|
2010|05|06|
2011|04|05|09|10|12|
2012|01|10|12|
2015|08|

2004-10-05 [長年日記]

_ [GNU] rpmのja.po

私はDebian使いなのである意味どうでもいいんですが、rpmコマンドはDebianにも入っているし、ja.poが更新されればそれに越したことはないので、一応コメントします。

これ、rpmのja.poをアップデートしろとrpm-listに言っても仕方なくて、こっちのTP (Translation Project)でja.poのメンテナであるKanda Mitsuru氏に連絡をとる(あるいは連絡が取れなければコーディネータのiidaさんあたりに頼んでメンテナを引き継ぐ)という問題じゃないの?

Jokagiさんの質問になんの返事もしないrpm-listの人もどうかとは思うが、RedHatの人で、またそもそもTPのJapanese TeamのメンバでもあるNakaiさんがja.poの送り先や管理体制を知らないというのはちょっと解せないのだが。

で、ここからがここで取り上げた主な理由になるのだが、そもそもお願いのメールで脅しめいたこと(Otherwise以下)を書くのはどうかと思うのですが。人間相手の交渉ごとなんだから。こういうのは英語の問題じゃないですよ。こういう妙な喧嘩腰は、Debian関係のメーリングリストでも日本人対外国人のやりとりでたまに見られるが、よくないことである。

というか、Fedora JPってupstreamとうまくいっていないの?

_ [Food] ピザフレンドリー@大泉学園

発想がハメハメハ大王なので、雨が降ったら大学なんか行きたくないわけですよ。だって自転車乗れないし。

そこで、今日はニートらしく家でうだうだしていたのだが、昼飯を食おうと思ったら冷蔵庫がほぼ空なのだった。

しかたがないので、デブルジョワらしくピザでも注文しようと思い、ごそごそ調べていたらたまたまここのチラシを見付けたので、あんまり考えずにメキシカンMIXというのを注文してみたのである。25cmのMサイズで1050円というのはアメリカンな価格で大変好ましい。大体日本のピザはなんでああも高いのだ。まあたぶん具がいっぱい乗ってるからなんですけどね。アメリカでよく食っていたのは安かったけどトマトソースが塗ってあるだけだったし。

雨がじゃぶじゃぶ降ってるのに注文してから15分くらいで来たのでよほど流行っていないのかもしれないし(ピザーラやドミノみたいなチェーンじゃないのかな?)、ピザとしては可もなく不可もなしという感じだったが、このメキシカンMIXという奴にはハラペニョがごっそり乗っていて、しかも袋入りの砕いた赤唐辛子まで付いて来て、見事なまでにジャンキーなフードだった。たまらん。練馬に住むハッカーはぜひともこれを食べなければいけません。もちろんつけ合わせはダイエットコークで。

ピザフレンドリー

練馬区東大泉2-8-1

営業時間 11:00-22:00 (平日は14:00-17:00休憩)

Tel. 03-3867-3163

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ wakatono [一点だけ残念なのは、「練馬ローカル」というところですね。 ハラペーニョいっぱいのピザは結構ひかれるものがありますが…]

_ mhatta [涙と笑いのワンダーランドである練馬に移住しないと。]

_  [ピザフレンドリーサイコ——^^私は、テリヤキチキンが、好きです]


2004-10-07 [長年日記]

_ [Life] ACについて

そういえば昔、電気鍼治療器というのがあった。これはペンみたいなもののボタンを押すと先から静電気がビビビと放電されるという機械で、ようするにスタンガンの弱いやつだが、私は小さいころこれが好きだった。

本来皮膚に押しつけて使うものなのだが、少し皮膚から浮かせて押すと、青白い火花が放電(何放電というのか忘れた)するのが見える。これがかっこいい。また、感電してビリビリするのもたのしい。

といっても私はもろ文系の常識人でACではないので、やはり登大遊さんの理論には無理があるように思う。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_  [あれか。あれは俺も好きだった。]

_ えとー [それの オモチャ版みたいのがすきだった]

_ mhatta [ちみたちへんです。]


2004-10-08 歌いまくるジョアン・ジルベルト [長年日記]

_ [Music] Joao Gilberto The Bossa Nova@東京国際フォーラム ホールA

ジョアン・ジルベルトは故アントニオ・カルロス・ジョビンと並ぶボサノヴァの創造主であって、しかも草創期ほぼ唯一の生き残りである。ジャズ専な方もゲッツ/ジルベルトは聞いたことがありませう。10月7日の公演に行ってきました。

去年の初来日公演は見逃した上、後で知り合いに素晴らしかった素晴らしかったと連呼されてさんざ悲しい思いをしたので、今年は去年よりもさらに身辺を取り巻く状況が悪化しているにも関わらず、万難を排して観に行ったのである。

とは言っても、実は数日前までこの時期に再来日することをすっかり忘れていて、慌ててチケットを手配したのだが、まあ現地まで行ってみて驚きましたよ。2F席で、しかももう後ろには壁しかない。ようするに、あの広大なホールの、2F席の、しかも最後列です。ある意味すごいね。ステージ近くの人は肉眼では豆粒くらいにしか見えない。

とはいえ、昨日(10/6)の公演を聞きに行って同じような目に遭ったmrmt先生のアドバイスに従い、池袋のビックカメラに寄って双眼鏡を仕入れていったので、対策は十分である。この双眼鏡についてはいろいろ言いたいことがあるのだが、それはまた後で。音響的にはこんな席でもまったく問題なかった。

やはりmrmt先生の話によると、昨日のジルベルトは例によって40分も大遅刻したとかで、今日も当然定刻の19:00なんかに始まりはしないだろうとのんびりしていたのだが、19:00にもうジルベルトは会場に到着している旨アナウンスが流れ、場内が騒然となる。どうしたんだじじい。結局19:15くらいから演奏が始まった。結果として観客に遅刻者多数。

倍率の低い双眼鏡ごしなので、あまり細かい表情は見えないのだが、ジルベルトはうつむき加減ながら妙に機嫌が良いように見えた。休憩なし、足でリズムをとりながら一気呵成に1時間20分ほどひたすら歌いまくる(1曲はギターだけで歌抜きの演奏)。その後一回下がってアンコールとなるが、また30分ほどたっぷりと歌う。で、最後は「イパネマの娘」で締めておしまい。終わったのは21:15くらいだったので、基本的に2時間歌いっぱなし弾きっぱなしという有り様、70過ぎてるのにすごい体力だ。やはり体力がある人が最後まで生き残るんだなと痛感した。ジルベルト本人の要望で場内のエアコンは停止、電気も非常灯を含めて完全消灯で、終盤はかなり蒸し暑くなってきていたので、あれ以上続くと観客の方が先に参っていたかもしれない。

演奏の内容だが、昨年の公演を収めたジョアン・ジルベルト・イン・トーキョーよりも声に張りがあり、元気がよかった。声質はあまり老けていませんね(元々老けていたとも言えるが)。定番を中心に固めたレパートリーにも変化があって、「イン・トーキョー」ブックレット所収のセット・リストを見る限り去年は一度もやらなかった「三月の雨」などが加わっていたり、それなりに工夫というか、やる気も感じられた。というか、持ち歌はほとんど全部歌ったんじゃなかろうか。

特に、その「三月の雨」などはかなり早いテンポで歌っていて、聞いているこちらの体が動くほど「スイング」していた。声が早く進み過ぎてギターを待つというような不思議な光景も何度か見られた。一人で歌って弾いているのに。即興(だと思う)のスキャット(のようなもの)を交えた曲もあり、なんといいますか、誤解を恐れずに言うとボサノヴァにしてはかなりジャズっぽいラフな演奏だと思いました。たまに盛大に音をはずしていたが、ギターもコードの選びかたが実に良く、切れ味抜群。本当にうまいし、かなり冒険していたような気がする。

とはいえ、ハードコアなボサノヴァ好きというのは、先ほど挙げた2枚に関するAmazon.co.jpレビューのいくつかを見ても分かるように、威勢のよい、即興的な演奏はあまり好まないようので、去年と比べるとそういう方面からは不評を買うかもしれない。しかし個人的には、今日のジルベルトは破綻も見られたとは言え非常にいきいきとしていたので、大変よかったと思う。また来年までお元気で。

_ [Gadget] キヤノン Binoculars 5x17 FC

昨日の話の続き。

mrmtさんに「オペラグラスなり双眼鏡なりがないとステージの様子は見えない」と忠告されていたので、何か仕入れて行こうと思ったのだが、ちゃちな安物を買ってもお金の無駄なので、ある程度は奮発してそれなりにまともなものを買うことにしたのである。

そもそも双眼鏡というのはどこで買えるのかあまり分かっていなかったのだが、あれも光学機器なのでカメラ屋で買えるんですね。池袋にはビックカメラのカメラ専門館というのがあるので、そこに寄っていくことにした。

さて、事前にGoogleで「双眼鏡」を検索してみたら、世の中には双眼鏡マニアというような人(たとえばここ)が結構いるということが分かって驚かされたのだが、そういったヒトビトが入門用として異口同音に推奨しているのがこのキヤノンの双眼鏡なのだった。で、在庫があったので素直にこれを買いました。定価18000円のところ9450円。投げ売りですな。

早速実地で使って見た感想はというと、確かにこれは素晴らしい。

私はこれまで眼鏡と縁が切れない人生を歩んできたのだが、双眼鏡というのは眼鏡をはずして目玉をレンズにくっつけないとよく見えないものだとずっと思い込んでいた。しかし、世の中には「ハイアイポイント」といって、接眼部から目玉を離していてもちゃんと見えるやつがあるのですね。もちろんこの5x17 FCはそれです。

また、視野がとても明るい。双眼鏡というと視野に変な色がついている上妙に暗いというイメージがあったのだが、この双眼鏡だと素直な色みで非常に見やすい。視野周縁部の歪みみたいなものもない。

また、細部まで作りがしっかりしていて、見栄えも使い心地もよい。アルミ合金のボディにも適度な重量感がある(別に重いわけではない)。

ということで、本格的なバードウォッチングや天体観測に使えるかというとあまり自信がない(大した倍率ではないし、そもそもやったことがない)が、観劇やライヴ観賞にはこれ一つで十分なのではないでしょうか。

といいつつ、また小金ができたらこれが買いたくなっている。性能的には5x17 FCに負けているような気がするのだが、しびれるデザインだと思いません?


2004-10-09 [長年日記]

_ [Food] OLD CROW@吉祥寺

ジルベルトのライヴが終わった後は女の子とデート…という話ならなかなか艶っぽくてよろしいのだが、現実はそう甘くもなく、夜中にもかかわらず古い友人のベーシスト(当然男)と落ち合って吉祥寺で飯を食った。書いてみて分かったが我ながら実にわびしい話だ。

ここはジャズクラブのSOMETIMEやケーキ屋のレモンドロップと同じく、故野口伊織氏が経営していた店の一つで、ピザが名物らしい。店内では巨大な薪焼き釜が煌々と燃えていて、私のような子供っぽい人間なら炎を見ただけで昂揚するというものだ。パリパリのピザも一品料理もなかなかうまかったが、ブルーチーズを含む4種類のチーズを乗せたピザ(クワトロフォルマッジ)が特におすすめ。

ところで、我々は「ハーフ」ピザを二枚頼めばちょうど一枚分だろうと思っていたのだが、この店ではハーフでいわゆる宅配ピザのMサイズに近いものが一枚まるまる来る。もともと二枚分食いたかったので、ハーフを四枚注文しようかとも思っていたのだが、もし四枚注文したらえらいことになっていただろう。注意が必要だ。というか、メニューの表記がミスリーディングすぎると思うけど。

ともあれ、まともなピザが一枚1000円ちょいで食えるのはコストパフォーマンスが良いほうだろう。その代わり、お通しで無条件に一人550円も取られるのはどこか納得できないものがあった(オリーヴオイルを塗ったフランスパンを出してくれるが)。まあ雰囲気の良い地下のこじゃれた店で、アルコールも充実しているようなので、お前らはぜひデートで使いなさい。カウンター席もあるので一人でも入れるとは思う(実際一人で食ってるおっさんが数名いた)。夜遅くまでやっているのもいい。

OLD CROW

東京都武蔵野市吉祥寺本町1-8-23 カワダビルB1

Tel. 0422-21-1468

FAX 0422-21-1471

営業時間 18:00〜翌2:00 (料理のL.O.は24:30)

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ さとぅ [素晴らしい。今度是非いかせてもらお。]

_ hideko alexander [なつかしいーーーーー吉祥寺! 昔1974年くらいに住んでたけどずいぶんな変わりようなんでしょうね。spanish c..]

_ mhatta [ボアならまだあるみたいですけど。]


2004-10-11 シュウ! [長年日記]

_ [Life] 体調不良

風邪を引いて二日棒に振る。せっかくの連休なのに。

_ [Music] goldfish bowl / Crazy Ken Band

ゴールドフィッシュ・ボウル(クレイジーケンバンド/横山剣/小野瀬雅生)

あまり話題に上らないようだが、個人的には、クレイジーケンバンドのアルバムとしてはこの「ゴールドフィッシュボウル」が一番好きだ(出たのもう5年前なんですね…)。特に前半、「昼下がり」「ウォーカーヒルズ・ブーガルー」「箱根パノラマ・ゴーゴー」といった強力な楽曲が続くあたりの流れがいい。洋楽好きにはたまらんでしょう。中西圭一が吹きまくる「SEX WAX」も当然良い。

大昔のレココレで初めてCKBの広告を見たときは、なんちゅうか、本当にキワモノという感じでどうかなと思ったんですが、やっぱいいっすねえ。過去の遺産のリサイクルと言われればまあ、その通りのような気もするし、最新作を聞くとちょっと辛いところにさしかかっているような気もするが、まだまだいけそう。

_ [OpenSource] 縦割りで階層社会なオープンソース?

otsuneさんの日記から、日本のMozilla開発者の方々が「Mozilla オープンソースソフトウェアプロジェクトに向けた組織的、法的、そして財政的支援を提供するために設立された米国 Mozilla Foundation の公式アフィリエイト」であるMozilla Japan不満を持っているという話を知った。

もじら組は縦割りで連携がない問題がありましたが、Mozilla Japan は階層社会のようで実務担当者に権限がありません。」

バザール開発(別にオープンソースに限るまい)というのは、開発者同士の風通しがよくないと機能しない。当然縦割りだの階層が固定された社会だのではうまくいくはずがないのだが、いったいどうなっているんだろう。まだあまり詳しい事情を知らないので深入りしないが、そもそもオープンソースでなんらかの団体を組織するのは、開発者がより楽で気持ちよく作業できるようにするためであって、開発者の役に立たない「公式」団体など本末転倒、邪魔をするならむしろ有害な存在といわなければならない。

同じ方が

まともな企業だったら現場より先にムダに偉そうにしているスタッフが真っ先にリストラされますが、非営利団体の場合はどうなんでしょうね?

とおっしゃっているが至当である。どうやらここに名が挙がっている人々のようだが、おっしゃる通りなら当然叩き出すべきであろう。まあ、その前によくやる手はforkですけど商標握られてると面倒かな?

それはそうと、Mozilla Japanがらみがどうなっているか大変興味深いので、メール(この日記へのツッコミでもいいが)で内部通報を求む。秘密厳守。

本日のツッコミ(全5件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ mhatta [kishida0こと岸田昌己さん、 > HOTTAさん 私はHATTAです。 > 問題があるなら問題を解決する..]

_ kishida0 [まず,聞くべき所と言うものがあるはずです. 書かれた内容は,聞いてから書かれたものとは思えません. 報道には裏付けが..]

_ nude-patrick-tera-1512 [Thanks, it was very interesting]


2004-10-12 [長年日記]

_ [Reading] ネットは新聞を殺すのか - 変貌するマスメディア / 青木日照、湯川鶴章共著 国際社会経済研究所監修

ネットは新聞を殺すのか-変貌するマスメディア(国際社会経済研究所/青木 日照/湯川 鶴章)

本業方面のお手伝いで「オンライン・メディア」というお題の短い文章を書くことになり、まあ明らかに人選に問題があるわけだが、しかたなくジュンク堂に行ってその手の本を物色したらこれがあった。ざっと読んだだけだが、立ち位置がとても良い本だと思います。内容については件の文章を仕上げたあとで追記する予定。

著者の一人の湯川さんはblogをやっておられるようで、こちらもなかなか興味深い。


2004-10-15 [長年日記]

_ [Music] チャーリー・パーカーの墓

チャーリー・パーカーはカンザスシティのリンカーン墓地に埋葬されている(お墓の写真)のだが、最近この墓地にゴミの不法投棄が行われた上、そもそも墓参りしようにも場所が分からないという話が多いので、アメリカン・ジャズ・ミュージアムのそばにあるチャーリー・パーカー記念広場(パーカーの胸像がある)に墓を移そうという話になっているらしい。そのうち行ってみたい。そういえば、2年前にも無縁仏並みだったファッツ・ナヴァロの墓を建てなおそうという募金をやっていましたね。実際立派になったようだが。