My Human Gets Me Blues

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2010-06-02 [長年日記]

_ [Jazz] Film Works XXIII: El General / John Zorn

John Zorn: Film Works XXIII - El General(Greg Cohen/John Zorn/Kenny Wollesen/Marc Ribot/Robert Burger)

去年出たものだから新譜とは到底言えないが、一応com-postにレビューを書いた。というか、去年忙しくなる前にあらかた書いて、仕上げられずにそのままお蔵入りしていたものなんですけどね。ジョン・ゾーンの映画音楽はもっと評価される(というかとりあえず聞かれる)べきだと思う。

それはそうと、別に独裁者カジェスを擁護するつもりはないのだが、とりあえず鳩山さんは素直すぎてものの役には立たなかったねえ。物事を大きく変えるときはlarger than lifeな人が必要だとしみじみ思った。今の政界でかろうじてlarger than lifeと言えるのはせいぜい小沢さんくらいだろう。私は今でも、小沢さんが首相になるのが一番すっきりして良いと思っているのだが。

というような思考から、ヒトラーは出てきたのだろうけどね。というか、おそらく今後出てくるんじゃないかな。


2010-06-13 [長年日記]

_ [Jazz] Night Dreamer / Wayne Shorter

Night Dreamer(Wayne Shorter)

ご多分に漏れず先ほどまではやぶさの大気圏突入をUstで見ていた(録画された動画)。昔は私も天文少年で、夜な夜な望遠鏡覗いていたものでした。なので、こういうものを見るとかなり気分がアガります。またやろうかな。デジカメで撮影とか出来るかしら。

実地で天体観測するときはBGMなんかむしろ不要なのだが、おうちでコンピュータ越しに眺めるくらいならこのショーターの作品あたりがお供にぴったりだ。ショーター自身、かつてはSF好きの天文少年だったと聞くが、いかにもそうだったろうなあと思わせるだけの不可思議な遠心力が音楽全体を支配している。あとは、稲垣足穂の「宇宙論入門」でも久しぶりに読みながら寝ようかな。


2010-06-20 [長年日記]

_ [Jazz] Royal Toast / The Claudia Quintet

Royal Toast (Dig)(Claudia Quintet)

com-postクロスレビューの今月のお題。わしにはようわからんです、というだけの話なのですが、それをできるだけ正直に書きました。いかがでしょう。

まあ、元々ジャズにせよ現代音楽にせよあまり一般受けはしない(ことが多い)音楽だし、ある意味でスノッブ狙いというか、小難しい方向に流れること自体は仕方ないとも思うのだが、しかし、こういうのって、やってる当人たちは楽しいのかねえ。きっと楽しいんだろうなあ。

_ [Jazz] Just You & He & Me / Arnold Ross

JUST YOU&HE&ME(ARNOLD ROSS TRIO)

アーノルド・ロスは、チャーリー・パーカーが「Lady, Be Good」で伝説的なソロを吹いたことで知られる1946年のJATPコンサート(の一部)でピアノを弾いていた人だが、その後どこで何をやっていたのか、私は知らなかった。

これはレトロなジャケット・デザインなので、ロスが40年代とかに残した古い録音を集大成したものかと思って買ったのだが、実は1975年から76年にかけてベーシスト、ハリー・ババシンの個人レーベルJazz Chroniclesに残した、かなり新しい(というか事実上ラストの)録音をまとめたものだった。

音楽自体はまあ、70年代にありがちなビバップ・サバイバーによる普通のピアノ・トリオという感じで、可もなく不可も無しといったところだが(ちなみに大半はロスの自作曲で結構いける)、ライナーノーツに記されたロスの、波瀾万丈と言えば波瀾万丈だし、あまりにありがちといえばありがちな人生行路(40年代から頭角を現し、歌手の伴奏やスタジオ・ミュージシャンとしても名を成したものの、ヘロイン中毒になり、更正施設のシナノンに入って退所後はトラック・ドライバー兼カウンセラーとして活動、後にはディキシーランド・バンドで生計を立てる、というような)を知ってなんだかしみじみした気分になったものである。かつてのジャズ・ライフの一典型。