My Human Gets Me Blues

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2007-01-02

_ [Life] 今年の抱負

なんとなく年が明けてしまい、おまけに元旦も終わってしまったのですが、とりあえず今年の抱負は

  • 夜寝て朝起きる

  • 暴飲暴食をしない

  • からだをいたわる

ということで。実につまらない…(でも最近シリアスに心配し始めた)。

_ [Music] 最近の音楽生活

BOSE Companion2 II マルチメディアスピーカー(ブラック)

去年の暮れから、自宅の常用オーディオ(と書くと偉そうだが、所詮は大昔中古で買い叩いたBOSEのAMS-1II)のCDプレーヤの調子がおかしい。たぶん駆動系の問題なので修理に出さなければならないのだが、その間ひたすらイヤホン(ヘッドホン持ってない)というのもさみしいので、コンピュータにつなぐ卓上スピーカを買うことにした。自分へのクリスマスプレゼントだ。

なにせ部屋が狭いので、5.1chサラウンドだのサブウーハーが別になっているような奴だのは論外である。ということで、別にBOSE信者というわけでもないのですが、BOSE Companion2 II マルチメディアスピーカー(ブラック)を買ってみた。どうせなら奮発してM3を買ってしまえ、という悪魔の囁きが頭の中をぐるぐる渦巻いていたのだが、そもそも今のオーディオ、全部ひっくるめて5万で買ったのよね。卓上スピーカだけに5万出すというのは、私の感覚ではクレイジーに思えました。真性オーディオ・マニアからすればケッという感じだろうが…それに、どうせコンピュータ上で聞くのはMP3ばかりだし。

肝心の音質だが、いかにもBOSEらしく、このサイズでサブウーハーもないのに低音がやたら出る。ほとんど厭味なくらいに良く出るのである。これはたまげた。ただ、逆に高音の出が若干弱いような気がする。置き場所の問題かしらん? 低音が良く出ると言っても、買ってすぐはボンボンボーンとふやけたようなベース音でかなり落ち込んだのだが、一週間ほどエイジングしたらだいぶ締まった音になってきたようだ。

なお、主にコンピュータ上で音楽を聴くようになったので、私が最近何を聴いていたかはLast.fmで見られます。これは思わぬ余徳。

_ [Music] News From Blueport

I Know.は大昔アカウントを作ったまま放置していたのだが、もったいないのでNews From Blueportと銘打って音楽関係情報源限定のアンテナを用意してみた。音楽レーベルのウェブページや評論家のブログなどが中心だが、チェック先が更新されると上のほうに出てくる。[記事表示]をクリックすると更新内容が見られる。自分で言うのもなんだが、思ったより便利。

私自身はRSSリーダないしPlaggerを使っているのであまり必要ないのだが、もしよろしければお使いください。ここは追加すべきだ、というようなサイトがあったら教えてね。


2009-01-02

_ [Jazz] Roll Call / Hank Mobley

Roll Call(Hank Mobley)

昨年末、フレディ・ハバードが亡くなったそうだ(All About Jazzの記事)。享年70歳というからまあ長生きのほうだろうが、生物学的にはともかくトランペッターとしての寿命はとうの昔に尽きていたとおぼしい。私はかなり晩年の作品まで付き合ったほうだと思うが、率直に言って1991年録音のLive at Fat Tuesday(Freddie Hubbard)あたりからは「吹けていない」という形容がぴったりだった。急速な衰えは唇の病気のせいと聞くが、他の理由も耳にしたことがあってよく分からない。

それでも私は、ジャズ史上最も優れたトランペッターはハバードだったのではないかと思っている。音楽家としての幅はマイルスに一歩譲るかもしれないが、トランペットを、あの楽器ならではの輝かしい音で、あそこまで吹き抜いた人は他にはいない。

ハバードは優れた作曲家、アレンジャーでもあり、おそらく今後はそうした面がクローズアップされることが多くなるだろうから(何せ書いたオリジナル曲のほとんどが今やスタンダードと化しているのだ)、そうした面の強く出た作品を推そうかとも思ったのだが、ここは個人的な好みに殉じて、サイドマンながらあまりの素晴らしさに主役を完全に食ってしまったこれを挙げてみることにした。リーダーのモブレーもいつになくがんばってはいるのだが、このアルバムは事実上ハバードとアート・ブレイキーの双頭リーダー作のようなもので、おいしいところは全部この二人(とウィントン・ケリー)が持って行っている。ぎゅっと中身の詰まったハバードならではの炸裂する音色が聞きたければ、まずはこれだ。


2012-01-02

_ [Jazz] Brothers-4 / Sonny Stitt and Don Patterson

Brothers 4(Sonny Stitt/Don Patterson)

ビッグ4とかグレート4とか大きく出ないであくまでブラザーズ4というのが慎ましいが、ようするにスティットが擁した60年代不動のレギュラー・トリオ(パターソンがオルガン、ビリー・ジェームズがドラムス)にギターのグラント・グリーンがゲスト参加、なので普段と違い4人でやっていますという企画。

スティットとパターソンは基本的にこれでお別れなので、ある意味一時代を締めくくるというマイルストーン的作品でもあるのだが、そういうしゃちこばったところは微塵もなく、いつも通りの演奏が寸分違わぬルーチンで延々と展開される。じゃあ退屈かというとそういうわけでもなく、いつも通り楽しい。当たり前のことを当たり前にやるというのは言うほど簡単ではないのである。しかもスティットらの場合、「当たり前」のレベルがそもそもべらぼうに高いのだった。レパートリーもまあ、あんまり代わり映えはしないのだが、中ではAlexander's Ragtime Bandのような古い曲がむしろ新鮮に響いて興味深い。

それにしても、ここでのビリー・ジェームズとか、ジャック・マクダフのグループを長らく支えたジョー・デュークスとか、素晴らしいドラマーたちだったと思うのだが、大して名を揚げることなく消えてしまいましたねえ。確かにイドリース・ムハマッドとか、バーナード・パーディとかほどの強烈な個性はなかったけれど…。

_ [Music] Live365のインターネット・ラジオ局を復活させてみた

むかしむかし、あるところに、というサービスがあった。というか今でもあるんだが、音楽を流しまくれるネット・ラジオを誰でも簡単に開設できるという触れ込みで、日本でもそれなりに話題になったものである。まあ、手が後ろに回る覚悟さえすればどのみち誰でも出来たわけだが、金を払う代わりに、Live365が著作権や隣接権の処理を適当にやってくれるので、それなりに合法的に出来るというのがミソだったわけだ。もちろん私なども飛びついたくちだが、当時はいろいろ他にも面倒なことがあって、それっきりになっていた。それが3年くらい前。

で、今日になってカードの支払いなどいろいろ見直していたところ、使っていなかったのに数年にわたりLive365へ金を払い続けていたことに気づいて愕然としたのである。愕然としたついでに、手元にあったMP3をがんがんアップロードしてみたので、この日記で取り上げるような、私の好きな(しかし世間的にはまるで見向きもされない)音楽がジャズを中心に7時間くらいシャッフルされて延々と流れるというネット・ラジオが出来ました。いつの間にかウィジェットも用意されていて、この日記の右側にあるサイドバーに設置してみたので、そこから聞いてみてください(個別の日のページではなく、日記のトップページを見ないとウィジェットは表示されない)。プレーヤのページを見ると、他にもWindows用のクライアントやネットラジオ対応ハードウェア各種(含Kindle Fire)に加え、AndroidやiPhone用のアプリもあるようだが、私は試しようがない。たまに広告のジングルが入るが、有料のVIP会員になると広告フリーで聞けるようだ。まあ、英語が分からない人であれば、英語の広告も海外のFMみたいで、むしろ雰囲気作りに一役買うくらいかもしれない。Amazon.comで買い物ができる人であれば、ワンクリックでかかっている曲のMP3やら収録されたCDやらを買うことも出来る。

しかし、3年前と比べて、圧倒的に簡単になったという感がひとしおである。Live365そのものにもいろいろ改良が加わったということもあるんだが、そもそもコンピュータやネットワークの性能が上がって、余計なストレスがだいぶ減ったのですね。Live365はちょっと登場が早すぎたのかもしれない。