My Human Gets Me Blues

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2005-06-26

_ [tDiary] 2.0.1へアップグレード

tDiaryを安定最新版の2.0.1へアップグレードした。

予想よりも手間取っております。現実逃避のつもりだったのに…。

我が日記がスパムの巣窟となって久しい。そこでツッコミスパム対策としてComment-key Filter & Pluginを導入した。さてはて。

直接日時を指定すると(例えばhttp://www.mhatta.org/diary/?date=20050626)見えるんだが、何も指定せずに表示させようとすると(例えばhttp://www.mhatta.org/diary/みたいに)Internal Server Errorになる。ログには

[FATAL] failed to allocate memory

[error] Premature end of script headers: /home/mhatta/diary/index.rb

としか残っていない。

困ったな。そろそろInetd.co.jpの一番安いプランじゃじゃメモリが足りなくてダメということか。

どうもプラグインのどれかが悪さをしてるらしい? recent_listでした…。title_listを使うことにしてしのぐ。

_ [Debian] 京ぽん (AH-K3001V)をLinux 2.6.12で使う

リファラを見ていたら、「京ぽん Debian」あたりで検索してここにおいでになる方が相変わらず多いようだが、Linuxカーネルの2.6系ならこのパッチを当てればなんとかなるはず。全然本質的な解決にはなってませんが…。

_ [Music] タウン・ホールのバード&ディズ

Town Hall, New York City, June 22, 1945(Dizzy Gillespie/Charlie Parker)

というCDが届いた。といっても邦題は私が勝手につけただけで、正確には「Dizzy Gillespie - Charlie Parker Town Hall, New York City, June 22, 1945」(Uptown UPCD 27.51)という。

コネティカットの骨董屋で見つかった数枚のアセテート盤に、1945年6月NJF(New Jazz Foundation)がNYのタウン・ホールで開催したコンサートの模様が、極めて良好な音質で記録されていた。素人の隠し撮りでも放送録音でもなく、プロがホールの設備を使って録音していたということだ。司会はNJFにも一枚噛んでいたシンフォニー・シッド。出演していたのはディジー・ガレスピー・クインテット他。当然、絶頂期のチャーリー・パーカーを含む陣容である。

噂としてはrmbあたりでずいぶん前から流れていたのだが、ちょっと信じるには無理があるくらいに美味しすぎる話だし、正直私などは実在を信じていなかった。よしんば録音されていたにしても、60年も前の壊れやすい物がまともな状態で残っているはずがない。大体パーカーがらみはフェイクだの既発のパクリだのろくでもない音源が多すぎるのだ。素直に信じるほうがどうかしている。

しかしですね、こうして実際にCDとなったものを聞いてしまうと、なんというか、絶句するのみなわけですよ。私の了見が間違っておりました。ガレスピーの輝かしいトランペット。例によって遅刻してきたパーカーの疾走するアルト。

4ヶ月前に「Groovin' High」などを含むビバップ最初の商業録音をGuildレーベルに残した面子が、ほぼそのまま出演している(ドラマーはマックス・ローチだが、後半ゲストとしてビッグ・シド・キャトレットが入る)。曲目もほとんど同じ。いやはや、こんなものを聞いてしまうと、ますます原稿が書けません。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

_ mhatta [ツッコミのテスト。]


2007-06-26

_ [Music] Now Hear This / Hal Galper

ナウ・ヒア・ディス(紙ジャケット仕様)(ハル・ギャルパー)

Earth Jones(Elvin Jones)を聞いてなんだかヒノテルづいてしまい、70年代の参加作を聞きまくっているのだが、これも日野皓正が入っていることで価値が大幅に増した快作。ワンホーン・カルテットなので、絶頂期のヒノテルの吹きまくりが存分に堪能できる。おまけにドラムを叩くはトニー・ウィリアムスという豪華な陣容。大昔にCD化されて以来廃盤が続いたが、最近ようやく紙ジャケで再発された。

やはりここでのポイントはトニーのドラミングなのだが、率直に言って1970年以降のトニーは展開が読めるというか、60年代の複雑精緻さ、繊細さが失われて若干クリシェに頼るようになったような気がしないでもない。しかし、ここではむしろそうした大味さが良い方向に作用していて、バタバタと叩き込んでフロントを強烈に鼓舞している。

このアルバムに言及されるときのお約束というか、リーダーなのにピアノのハル・ギャルパーの影が薄いのが少々可哀想なのだが、まあアルバムそのものとしては一世一代の傑作になったのだから以て冥すべし。あ、まだギャルパー死んでないか。

_ [Music] Children of the Night / Hal Galper

Children of the Night(Hal Galper)

ひとつ前のエントリ、痩せても枯れてもリーダーなのにああいう書き方はないか、と反省したのでもう一枚同時期のギャルパーのリーダー作を挙げておこう。こちらはフロントに当時売出中のブレッカー・ブラザーズを据えたクインテットのライヴ。Now Hear Thisも演っている。Children of the Nightはウェイン・ショーターのとは同名異曲。

こちらもドラムスのボブ・モーゼズがキーパースンで、背後から全員を煽り立てて熱気の上昇に大いに貢献している。マイケルがこの時期らしくメカニカルに吹きまくりなのは評価が分かれるところかもしれないが、意外に健闘しているのが兄貴のランディで、へえ、気合いさえ入ればストレートなジャズでもこれくらいのソロが取れたんだ、と見直した。Children of the Nightの出だしで思いっきりトチっているのは、まあしかたがない。

こちらではピアノソロでBlue and Greenを弾いてみたり、俺がリーダーなんだ、Now Hear Thisよりは目立つんだ、という努力の跡は認められるものの、ううむ、やっぱり影が薄いなギャルパー。いいピアノ弾きなんだけど。