My Human Gets Me Blues

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2004-12-26

_ [Life] Amazon.co.jpのCD評がごっそり消えた

現実逃避の一環として、たまにAmazon.co.jpで誰も買いそうにないCDのレビューを書いていたのだが、最近登録した分がごっそり消えたことに気がついた。まあごっそりといっても4つか5つなのだが、しかしどうなっとんねん。

_ [tDiary] Anti Referer Spamプラグインは有効

Anti Referer Spamプラグインはちゃんと機能しているようだ。素晴らしい。といっても、spamurls見ると結構誤爆してるな…。

_ [Life] Amazon.co.jpに問い合わせてみる

投稿したレビューが消えた件、どうやらAmazon.co.jp側のせいらしいので、問い合わせてみる。返事来るかしら。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ wakatono [消えてはいない(DBには残っている)らしいです。 で、公開されなくなったのは、システム障害だそうで…。 ちなみに2c..]

_ なかの [amazon は評が消えるシステムの不具合があったそうですが。wakatono さんのとことか。]

_ なかの [うへ、投稿済でやんした。すみません。2ch では「一般書籍」板の amazon スレで話題になってるのを見ました。]


2006-12-26

_ [Music] Jackie's Bag / Jackie McLean

Jackie's Bag(Jackie McLean)

もうすぐ新年ですね。新年と言えば福袋だが、とあるページでこのアルバムのことを「ハードバップの福袋」と表現していてちょっと笑った。ジャケは紙袋を模したデザインだし、なかなか言い得て妙だ。ちなみに、one's bagという表現には「〜の(演奏)スタイル」という意味もある。

このアルバムに「福袋」感が強いのはそれなりの理由があって、そもそも前半3曲と後半3曲でメンツも録音日時もまるっきり違うのだ。前半は1959年1月の録音、マクリーンに加えてトランペットにドナルド・バード、ピアノにソニー・クラーク、ドラムスにフィリー・ジョーという陣容なのだが、後半は1960年9月の録音でトランペットがブルー・ミッチェル、ピアノがケニー・ドリュー、ドラムスがアート・テイラーに代わり、さらにテナーでティナ・ブルックスが加わる(ベースはどちらもポール・チェンバーズ)。どちらかと言うと、前半のメンツのほうが後半よりも派手というかヤクザな演奏をする人々のような気がします。

Amazon.co.jpのレビューワー氏もそうみたいだが、世間的には後半の哀調に富んだ、いかにもハードバップでございと言うセッションが人気で、ひどい人になると後半しか聞かないと言う人もいるようだ。

私はと言えば、基本的に前半ばかり聞いている。後半も別に悪くはなくて、それどころかものすごく良い出来なのだが(曲も良いし)、しばらくすると少々情緒が鼻につくというか、私の好みからすればべとつきすぎに思えるところがある。その点、前半は曲想と言い各人のソロと言いカラカラに乾いているので、気分的に楽だ。特に3曲めのFidelは、たまに頭の中で全曲再生されるくらいに良く聞いた。ちなみに後半のセッションでは、唐突に「メリーさんの羊」が炸裂するIsle of Javaが笑えると思います。


2011-12-26

_ [Jazz] The Wailer / Sonny Cox

ザ・ウェイラー(ソニー・コックス/クリーブランド・イートン/ジェラルド・シムズ/ケン・プリンス/モーリス・ホワイト)

シカゴ特産のヘンテコなジャズ/ソウル/R&Bを集めた名コンピレーションChicago Soulについてはが、この中に一曲だけ入っていたのがソニー・コックスである。アルト・サックスの音そのものが押しつけがましいというか、不必要に泣きが入っているというか、なかなかの押し出しの良さで大変気に入り愛聴したものだ。ちなみにYouTubeにも音源がありました。聞けば私が何を言いたいのか理解していただけると思う。

で、前出の曲名がタイトルとなった、たぶんコックス名義としては唯一のアルバムがこれなのだが、実に、実に、素晴らしい。なにせずっとこの調子なのである。一応売れ線狙いというか、メロウなことをやりたかったのではないかと思われる節もあるのだが、そもそもあんまりサックスうまくないので、ギラギラしたところ、泥臭さがイヤが応にもにじみ出してしまう。特に掉尾を飾るHoggin'という曲が、タイトルもまあ大概なひどさだが、内容もそれに一歩も譲らない圧倒的な暑苦しさで素晴らしい。リチャード・エヴァンスのアレンジもダサかっこいいの極致と言えよう。

このアルバムが録音されたのは1966年で、その後ミュージシャンとしてのコックスの行方は杳として知れなかったのだが、結局音楽からは足を洗ってそうだ。それも、勝率9割で州大会でも優勝とかいう超優秀なコーチだったようだが、人間的にはいろいろ問題があったらしいあたり、想像通りでなんだかうれしくなる。ジョー・ヘンダーソンと友達だったというのも初耳だったが、「ソニー」がソニー・スティットに由来しているというのも仰天だ(一体どこが似てるんだ?)。何はともあれ、幸せな余生を送ってくれていてよかった。