My Human Gets Me Blues

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2004-11-08

_ [OpenSource] スラッシュドットジャパン編集者就任

いまごろ言うのもなんだが、Slashdot Japanの編集者になった。/.Jがらみの話は/.Jの日記に書くのでそっちを見てください。今後ともごひいきに。

本日のツッコミ(全8件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ anonimous [Used that exact same http://roadshow.250Free.com/shopping-..]

_ anonimous [apple also used that exact same http://emilio.250Free.com/..]

_ anonimous [Every day people also used that exact same http://hawley.2..]


2005-11-08

_ [GNU] GFDL 1.2の訳

jlcのメモにも書いたが、GFDL 1.2の訳を出した。


2006-11-08

_ [Music] The Real Birth Of The Cool / Gil Evans

The Real Birth of the Cool: Transcription Recordings 1946-1947(Gil Evans)

The Real Birth of the Cool: Studio Recordings(Gil Evans)

1940年代のクロード・ソーンヒル・オーケストラの録音のうち、ギル・エヴァンスがアレンジを提供したのを中心に集大成したもの(1枚はスタジオ録音、もう1枚はラジオ放送用のトランスクリプション)。1950年代、若干落ち目になった後のソーンヒル楽団の様子はさよならバードランド―あるジャズ・ミュージシャンの回想 (新潮文庫)(ビル クロウ/Bill Crow/村上 春樹)に生き生きと綴られているが、この頃はソロイストとしてリー・コニッツやレッド・ロドニーら腕利きを揃えコーラス・グループまで擁していた絶頂期であり、ギルのスコアを最大限に生かした華麗な演奏を聞かせる。ソロイストに不要な枷を嵌めず、それでいてフレンチホルンまで加えたオーケストラならではの色彩の厚みを加えていくアレンジの冴えは、さすがモンクに「今まで聞いた中では唯一ほんとに良いビッグバンドだね」と言わせただけのことはある。チャイコフスキーのようなクラシック曲とビバップ曲をアレンジ対象として全く等距離に扱っているあたりもすごい。クールはマイルズの専売特許じゃないぞ、というタイトルの付け方も挑戦的だ(これは大昔に出た日本編集盤を踏襲したようですね)。なお、前掲書の訳者でもある村上春樹は、このあたりの録音をカセットに入れて仕事用のBGMにしていたらしい。私も最近そうです。


2007-11-08

_ [GNU] LinuxコンソーシアムDayでしゃべります

11月22日のLinuxコンソーシアムDayとか言うものに呼んでいただいた。お題は例によってGPLv3である。岡村さんの有益な話と私の漫談が聞きたい人はどうぞお越しください。

_ [Music] Sounds From Rikers Island / Elmo Hope

SOUNDS FROM RIKERS ISLAND(ELMO HOPE ENSEMBLE)

エルモ・ホープも、なんというか、ツイていないとしか形容しようがない人生を送った人だった。バド・パウエルの幼馴染でピアノ練習友達、才能もまんざら劣っていたとは私は思わないのだが、ビバップが隆盛を極めてパウエルが脚光を浴びていたころにはR&Bバンドでドサ回り、ようやくニューヨークに戻ってきたと思ったら薬物問題でキャバレー・カードを没収されてクラブに出演できなくなり、仕事を求めて1957年にはロサンジェルスに流れて行ったものの、ウェストコースト・ジャズの人気が一段落した後の西海岸で、フリーランスの、それも黒人ジャズマンとして暮らすのが困難だったのは想像に難くない。同様の問題でクラブに出演できなかった友人のセロニアス・モンクが、それでもニューヨークにしがみついて成功を掴んだのとは対照的だ。結局1961年にはニューヨークに戻ってくるものの状況はあまり好転せず、1967年に44歳の若さで亡くなるまで、あるいは亡くなった後も、ほとんど評価に恵まれなかった。

これはホープが生前に発表した最後のリーダー作で、ドラッグで捕まってニューヨーク・ライカーズ島の刑務所にお世話になった皆さんによる音楽、という企画のようである。どうやらテナーとベースに適任が見つからなかったようで、当時サン・ラーと一緒にシカゴからニューヨークに出てきたばかりで(少なくともニューヨークで)逮捕経験があるとも思えないジョン・ギルモアとロニー・ボイキンスが入っているが、これはアーケストラの仕事だけでは食えなかった彼らのアルバイトなのでしょうね。ちなみに2曲目のEcstasyは旧作Trio and Quintet(Elmo Hope)ではVaun Ex、5曲目のTrippin'は同じくSo Nice、KevinはPLAYS HIS OWN COMPOSITIONS(ELMO HOPE TRIO/Philly Joe Jones)ではDe-Dahとして演奏されているもので、ロイヤルティの二重取りを目論んだのか全然違う曲名が付けられているが、新曲ではない。とは言え何せドラムがフィリー・ジョー・ジョーンズだし、曲も良いし、Homecoming!(Elmo Hope/Jimmy Heath)以来の三管編成で分厚いアンサンブルが楽しめる佳作だと思います。パーカーと共演経験があるアール・コールマンと、あともう一人マルセル・ダニエルズという知らない人が1曲ずつ入って歌っているのも楽しい。