My Human Gets Me Blues

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2003-10-04 お幸せに

_ [Life] 音高・加藤結婚披露宴@東京キャピタルクラブ

サークルの先輩同士が結婚ということで、披露宴に出席。生まれてこのかた東京に住んでいますが、原宿なんてこじゃれた場所には行った事がなかったので道に迷って狼狽する。東京はおそろしかとこばい。

よい披露宴だった。新婦が作家(というか一家揃って作家)とは知らなんだ。

私自身もひさびさにピアノが弾けたし、しばらく会っていなかった昔の友人どもと旧交を温めて上機嫌。末永くお幸せに。


2006-10-04

_ [Music] Oleo / Phineas Newborn Jr. Trio

何の気無しにYouTubeで検索したら、見付けてしまった。私が最も尊敬する(というか尊敬のあまり昔ディスコグラフィまで作った)天才ピアニスト、フィニアス・ニューボーン Jr.の絶頂期の動画。

あんまり音と映像がシンクロしてないけど、おお神樣。ちなみにベースはアル・マッキボン、ドラムスはケニー・デニスですね。


2009-10-04

_ [Obit] 「お酒が悪い、本当にお酒が悪い」

失踪日記(吾妻 ひでお)

中川昭一氏が亡くなったそうだ。直接の死因はまだ判明していないようだが、肉体的のみならず、社会的にも酒に殺されたようなものというのは確かだと思う。気の毒なことである。冥福をお祈りする。

昔、ある官庁でしばらくインターンをやっていたことがあるのだが、中川の「酒豪」ぶりは、すでにそのころから一部官僚の間で噂となっていた。当時は小渕内閣の農相だったと思うが、大臣執務室で昼から酒を飲んでいるともっぱらの評判だったものである。

それを聞いたときはなんとまあだらしないオッサンかと呆れただけだったが、後で冷静に考えてみれば、陣笠議員ならともかく仮にも一国の大臣が仕事中に酒を飲むというのは、相当常軌を逸した行動である。後年、自身も重度のアル中でホームレスにまでなった吾妻ひでおの傑作「失踪日記」を読み、中川は酒好きとかいう軽い次元を越えた、明らかに専門的加療を要する「病気」だったのだなと得心が行った。

吾妻は言う、アルコール依存症の患者に対する唯一の治療は完全な断酒「のみ」である。アル中に節酒はあり得ない。一滴も飲まないか、一滴飲んで壊れるか、どちらかだ、と。先の選挙戦の際には断酒宣言をしたそうだが、行政解剖の結果アルコールが検出されたという話もあるし、おそらくは最期まで、酒を完全に断つことはついに出来なかったのだろう。依存は、個人の意志でどうにかなるほど生やさしいものではないようだし、吾妻のように家族が腕ずくででも断酒クリニックに入院させるというようなことは、出来なかったものか。

それにしても、麻生も漫画好きと言うなら、せめて中川に「失踪日記」でも紹介してやればよかったのに。

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_ cyubaki3 [ちょっと前にここで紹介されていた「ニッポンの思想/佐々木敦」ですが、あの本私も読みましたが最後の方に八田さんの名前が..]


2011-10-04

_ [Jazz] Ramblin' / Paul Bley

Ramblin'(Paul Bley)

カリカリにセンスが研ぎ澄まされてないと出来ない音楽というのがあるが、ポール・ブレイが60年代中盤に残した一連のピアノ・トリオものはその典型だと思う。好き放題しているのに無駄な音がほとんど無いというのは驚異的だ。ブレイのピアノ、マーク・レヴィンソンのベース、バリー・アルトシュルのドラムスというこのトリオは当代最強の組み合わせだったと思うのだが、その後レヴィンソンは高級オーディオ屋になってしまったし、ブレイ自身も現在まで活動は続けているものの、基本的にはリリシズムとかエロティシズムの人ということになってしまい、このトリオでの演奏で見せたようなシンプルで暴力的な力強さが発揮されることはついぞなかった。

この時期のブレイ・トリオの作品というと、個人的にはFontana原盤の『Blood』という作品が好きでよく聴くのだが、大昔に一度日本盤でCD化されたものの、今となっては入手は難しい。ブレイには他にも「Blood」とジャケットに大書してある作品があってややこしいのだが、こちらのいわゆる『In Harlem』も、ある意味『Blood』のライブ版みたいなところがあって素晴らしいアルバムだ。とはいえ、容易に手に入らないものを取り上げても仕方がないし、同水準の演奏で簡単にAmazonからMP3で買えるものとしては、この『Ramblin'』が良いだろう。

ところで、この時期のブレイ・トリオの演奏に(一時的に)かなり影響を受けたと思しい大物が一人いて、それはチック・コリアである。チックはアンソニー・ブラクストンと組んでCircleというフリー・ジャズ・グループをやっていたが、ブラクストン抜きのピアノ・トリオで残した作品は、アルトシュルをドラムスに迎えていることもあってかなり濃厚にブレイの影響を被っている(と思う)。ただ、音楽から受ける印象が結局とてもヘルシーなのがコリアのコリアたるゆえんなのでしょうね。

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_ salt candy babe [秋の夜にはIf I love youとかどうですか(^ー^)ノ男性はリリカルな楽曲よりRamblin'のような男性的..]