My Human Gets Me Blues

Syndicate RSS Syndicate LIRS

2003|02|03|05|06|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|05|06|07|09|10|11|12|
2006|02|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|08|09|10|
2010|05|06|
2011|04|05|09|10|12|
2012|01|10|12|
2015|08|

2003-02-27 何となくすぎる日々

_ 雑事

部屋の掃除を試みる。絶望に打ちひしがれる。捨てるしかないんだが、捨てられんのよね。

山積する雑用をこなす。確定申告は計算だけしたので明日。

_ アンテナを整理してみたり。いや実世界の方を整理したいんですが。

_ [tDiary]

頭悪いので甚だのろいのだがようやくtDiary風の記法が飲み込めてきた。

tDiaryはどうも1.5.3からRSS吐くプラグインができたらしい(ツッコミくれた方多謝)のだが、残念ながらこのサーバのRubyにはuconvモジュールが入ってないようだ。Rubyのモジュールって手元にインストールできるんだろうか。だいたい1.6.4というのは古いような気もするのでupdateを頼んでみるか。

_ こういうとき不慣れな環境(しかもroot無し)というのは不便だなあ。

_ [Debian]

xfree86 4.1.2-6にアップグレードしたらXが起きてこない。いやな予感がして/var/log/XFree86.0.logを覗いてみたらNo symbols foundでlibxtt.aの読み込みに失敗していた。しかたないのでfreetypeモジュールを使うようにしてしのぐ。

_ 何度も半ズボン師匠が言っておられるように、X-TTは事実上upstreamではもうサポートされていないので、遅かれ早かれfreetypeに移行せざるを得ないのは確かなのだが、めんどくさいのう。最近では常用するアプリケーションがほとんどXft2+fontconfigに対応しているのであんまり気にしていなかったのだが、いくつかgtk1ベースのものも使っているし、それにつけても頭が痛いのはEmacsである。昔いろいろフォント設定をいじくったのだが、ついに希望通りにならなかった。

本日のツッコミ(全11件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ anonimous [Those average every day people also used that exact same h..]

_ anonimous [apple also used that exact same http://emilio.250Free.com/..]

_ anonimous [Every day people also used that exact same http://hawley.2..]


2004-02-27

_ [OpenSource] 論争禁止

ここを読んで落ち込む。お話にならんといわれてもねえ。イメージ戦略?

というか、やはり日本だと、そもそも論争をやるとその中身よりも「論争をやった」ということだけでマイナスになるんだろうか。

オープンソースのバザール開発モデルというのはまともな議論がないとぽしゃるので、やっぱり日本ではうまくいかないのかもしれないな。となんで非常に日本的な日本人の私が云わなければならないのかよくわかりませんが。

_ [OpenSource] オープンソース二題

ということでひさしぶりにjlcに書いて見た。かりやんさんやyooseeさんの疑問に答えるものになっているだろうか。

_ [OpenSource] matzにっきへのツッコミに勝手に答える

なんというか、あれだけわかりやすく書いてもわからんのかとげんなりしている部分もあるのだが、matzにっきにああだこうだと書いているヒトビトにここで答えておきたい。

まずこのくっぱとか言う人だが、この手の話には以前「虚数」の例を出して反論しておいた。ようするに、字面的にわかりにくいものを最初誤解するのはしかたないが、間違いを指摘された後もずーっと誤用しているのはおかしいということだ。間違いを指摘されること自体を恥じる必要は全くない(のになぜかそれだけでキレる人がいる)のだが、開き直って何が悪いというのは見苦しい。

もうひとつこの種の例を挙げよう。rational numberを「有理数」というのも変な話で、あれは整数比で表されるという意味だろうからratio-nal number、「比的数」くらいの訳に本来すべきだと私は思う。しかし、だからといって適当に字面から意味を判断してよいということにはならないでしょう。で、この手の人たちの議論というのは、

「有理数」? ああリクツのある数だよね。ちゃんと知ってるよ。造反有理てやつでしょ。「無理数」は無理矢理な数っていうことだよねー。え、違うの? でもコトバからはフツーはそう思うよー。だからこれからも使い続けるね

と言っているようなものである。「オープンソース」とかいうとあまり馴染のない話なものだから、このくっぱ某のような変な論理もそれなりにまともに見えてしまうのだろうが、これくらい当り前な話まで引き戻せばこの種の議論がおかしいことはすぐわかるだろう。というか、こんなのはそもそもオープンソースがどうたらこうたらとは関係ない、単なる詭弁である。このpalとかいうのに至っては「私に言わせれば、啓蒙しなければ誤解されてしまうような言葉を使うこと自体がナンセンスです。」と言うが、理解せずにイメージだけで変な言葉を使うほうがはるかにナンセンスである。

次にこのま2であるが、せっかくSFの話が出たのでSFのたとえ話をしよう。そもそも「サイエンスフィクション」と云えそうなお話は古代からあったわけで、でもまあ普通はSFというとジュール・ヴェルヌ以降ということになるかもしれないし、完全無欠の「SFの定義」なんぞしようとしても土台無理な話だ。これは私の記事でも書いたことだが、元々存在したものを後から過不足なく定義するのは不可能に近い。

しかし、「SF作家P.K.ディックの著作リスト」を「ディックが書いたものの一覧」として定義すれば、これはきちんと定義できる。というのは実は嘘で、例えば「ニックとグリマング」(というディックが書いた童話がある)は入れるのかとか、「世界の終わりがなんとかかんとか」(というSF風味の純文学のようなものもある)はどうするんだとか、遺作群は本当に入れていいのかとかいろいろ議論がありうる。こういうのは大変素晴らしい。すなわち、OSDそのものについて議論するのは大変結構なことである。

しかし、今回ソフトウェアの世界において、「オープンソース」をOSDで定義されている以外の意味で使いたいという人が言っていることは、

「ハインラインも同じSF作家だしさー、あれもディックの著作リストにいれようぜ」

「山形浩生はディック訳してるしさ、山形の著作もディックの著作リスクにいれようぜー」

みたいな話である。いくらなんでもそれはやばいじゃろ。私が主張するのは、だったら「ディックのリスト」などと云わず、「ハインラインのリスト」なり「山形浩生のリスト」なりをつくって勝手にやれ、ということだ。

本日のツッコミ(全17件) [ツッコミを入れる]

Before...

_ www.gembook.org 石本 [落ち込まれるような書き方をしてしまって申し訳ないです。 「お話にならない」とだけ書いておいてもお話になりませんので..]

_ 通りすがり [今野さんの日記へのツッコミになりますがちょっとこちらへ ASCIIデジタル用語時点には「オープンソース」というエン..]

_ かりやん [2題拝読しましたが、概ね納得のいく内容でした。これが一般的なコンセンサスになれば言うことないのですが…]