My Human Gets Me Blues

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2004-01-04

_ [Food] SPAM サンドイッチ

たまたま吉祥寺に出かけたのだが、SPAMサンドイッチでごく一部に有名な(とか書くと殴られそうだが)フレッシュネスバーガーを見つけたので入ってみる。

イングリッシュマフィンのようなパンに、野菜と半熟目玉焼きとテリヤキソースをからめたSPAMがはさんであるという代物で、普通においしい。個人的にはもっととんでもない味を期待していたので、そういう意味ではなんかおもしろくないのだが。

どうでもいいけど、ここのポテトは皮付きで油くさくなく、いい感じですね。

_ [Life] 自転車用スピードメーター

最近運動不足ということもあってちょっと自転車づいているのだが、どうせなら速度や距離が知りたいということで自転車用のスピードメーターを探してみる。CWS 吉祥寺に行ってみるとまあそれはそれはいろいろな種類が売っていて選ぶのに難儀したが、ようするに問題となるのは記録や計算をするコンピュータとセンサの間が有線か無線かという点だけのようで、この差で値段がけっこう(約1.5倍)変わってくるようだ。なまじ線があって頭の不自由な厨房に切られたりするのも業腹なので、奮発して無線のモデルを買う。Cat EyeのCC-CL200というもので5980円なり。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

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2008-01-04

_ [Music] Manchester '77 / James Booker

Manchester '77(James Booker)

昨年ひっそりと出ていた。ジェイムズ・ブッカーの未発表ライヴ録音はしばらく前にどさっと出て、もうこれで打ち止めかなと思っていたのだが、そうか、ヨーロッパという未開の地がまだ残っていたのですね。これは1977年のヨーロッパ・ツアー時、イギリス・マンチェスターのホテルでのライヴ。最後の2曲で現地ミュージシャンから成るバンドが加わっているのだが、そのバンドのベーシストが個人的に録音していたテープが元になっているようだ。音質は良くはないがまあまあ。

この人はその日の気分がもろに演奏に出るタイプで、日によってやたら明るかったりやたら暗かったりのコントラストが激しいのだが、この日は割に上機嫌だったようで定番曲を中心にガンガン弾きまくっている。曲間に挟むろくでもないコメントも楽しい。うねるようなピアノが圧倒的なTipitinaが例によって最高だが、Come Rain or Come Shineなどで見せる複雑なハーモニー感覚は荘厳とすら言える。おすすめ。

_ [Fun] MyMiniCity

良く分からないけど始めてみました


2012-01-04

_ [Jazz] R.I.P. Sam Rivers, 1923-2011

フューシャ・スイング・ソング+4(サム・リヴァース)

Contours(Sam Rivers)

昨年末(12/26)にサム・リヴァースが亡くなっていた。享年88歳。

88歳というと普通は引退して老人ホームか墓に入っている年齢だが、リヴァースの場合80代に入っても現役バリバリ、それも「昔の名前で出ています」という感じではなく、平然とトリオやらビッグバンド(リヴビー・オーケストラ)やらを率いて一線でライヴをやっていたので、唐突というかなんだか意外な感じすらした。90年代末にフロリダへ引っ越した後、地元の腕利きを集めて再編した新生リヴビー・オーケストラは、ここ数年フリーからファンクまでなんでもこなすかなり強力なビッグバンドに育っていて、そのうち生でも見たいと思っていただけに、そういう意味でも惜しい。

リヴァースというと、たまたまマイルス・デイヴィスのグループにいたときに来日して録音も残している(マイルス・イン・トーキョーなど)こともあって、日本ではマイルスとの絡みが強調されることが多いが、あれは結局のところトニー・ウィリアムスが強引に引っ張り出しただけで、マイルスの音楽との共通性は元々そんなに無い。世代的にもリヴァースのルーツはコーダルなビバップで、モーダルなジャズの影響をほとんど受けずにいきなりフリーに突入という点ではエリック・ドルフィーと似たような経緯を辿っている。二人ともマイルスに嫌われていたのは興味深い一致だ。

60年以上にも及ぶ長いキャリアを誇るリヴァースだけに、優れた作品はいくつもあるが、個人的に良く聞くのはやはりBlue Noteに残した2枚、ということになってしまう。というかまあ、Beatriceですよね。やはり。

この曲が入っているFuchsia Swing Songはリヴァースの初リーダー作なのだが、1964年の録音だから、41歳のときなんですね。ちょっと驚いた。プロとしての活動は1950年くらいから始めているし、ちゃんとした録音も1961年にタッド・ダメロンのサイドマンとして経験済み(Blue Note録音、お蔵入りしていたがThe Lost Sessionsで日の目を見た)だが、レコーディング・キャリアとしては非常に遅咲きの人だったことが分かる。助走が長かった分、航続距離も長かった、ということなのだろうか。この曲の、叙情的でありながら過剰にベタつかないさっぱりした味わいは、思えばリヴァースの音楽全体に通じた美点だったように思う。