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カテゴリー: 文房具 (page 1 of 5)

ジェットストリーム・エッジは悪くはないがガリガリ感が強い

三菱鉛筆 ジェットストリーム エッジ ホワイトレッド

ミーハーなので(といっても出たのは去年だが)、ジェットストリーム・エッジを買ってみた。

先日も書いた通り、個人的には今まであまり細字に興味なかったのだが、ボールペンで字幅0.28mmとはようやるわという感じである。ペン先でそのサイズの金属球が回っているわけですからね。0.38mmが一般化したときにもびっくりしたが、このサイズでインクがかすれたり詰まったりしないのには依然驚かされる。洋物のペンは公称の字幅プラス0.1~2mmくらいが当たり前で基本的に太いのだが、ジェットストリーム・エッジの描線は確かに0.28mmぽい極細感があって、0.38mmより明らかに細く、そのくせコントラストが高いので書いた線が見やすい。

ただまあ、正直に言えばやはり極細なので、ジェットストリームらしいなめらかさはあまり感じられない。紙質にもよるのだろうがカリカリというよりはガリガリという感じである。昔使っていたOHTOのボールペン(ガリガリすぎて書くとペン全体が振動する)を思い出した。

デザイン的には三菱鉛筆にしては頑張ったというか工夫が感じられて、上半身はLAMYのサファリ(クリップとか)、下半身はロットリングということなんですかねえ。持つところが(手触りのよい)金属で低重心なのと、下の先端が絞られていて書いているときペン先が見える(ゼブラのブレンはこの辺りがダメ)という機能面のデザインでは感心させられるのだが、見た目のデザインとしては、うーん、あともう少しなんだけどなあ…

アソボーゼのペンケースはモレスキン等に最適

[アソボーゼ] 本革 2本差し ペンケース 日本製 薄マチ スリム 革 姫路レザー 牛革 SK-W171 (ブラック)

カンファレンス等へ行くと、ノベルティというかお土産としてモレスキン、あるいはそれに類似するA5のハードカバーノートをくれる、ということがよくあった。個人的にモレスキンは、見た目や機能(ポケットとか)に関してそれなりに惹かれるところはあるものの、万年筆やローラーボールが裏抜けすることが多いので(まあそのぶん水性インクをよく吸って速乾性があるとも言えるが)避けていたのだが、せっかく10冊くらい積んであるのに使わないのももったいないので、油性ボールペンと併せて使うことにした。

この種のノートはやはりペンと込みで持ち歩きたいのだが、どうやってペンをくっつけるかがなかなか悩ましい。昔私がやっていたのはステンレスクラスプで表紙に挟むというやつで、これはこれで見た目はなかなかクールで良いのだが、ペンの保持力という点では問題がある。

ステンレスクラスプ クリップ シンプル 書類 整理 オフィス 備品 Lサイズ ステンレス製 DAS-2501 スリップオン

Quiverというブランドがモレスキン専用ペンケースをいくつか作っているが、1本差しはブツとしてはよく出来ているけれど、モレスキンの背表紙を覆うように付けるので装着も面倒だし、ノートを開いたときに背が浮いてしまい書きにくそうだ(そのうち革が馴染んでくると気にならなくらしいが)。

クイヴァ―Quiver 1本差しペンホルダー ロイヒトトゥルム1917ハードカバー用(A5)黒革

2本差しは表紙に巻くタイプで、装着は1本差しよりも楽そうだがやはり机に広げて書くとき表紙が浮きそうである。おまけに品切れらしい。

クイバー Quiver モレスキン ラージ用 2本差しペンケース A5サイズ ブラックレッド

ということで、現時点ではアソボーゼという人を食った名前のメーカーの姫路レザーを使ったペンケースがちょうど良いようである。パイロットのペンサムと同種の、表紙をマグネットで挟むタイプで、装着は簡単だし(もちろんモレスキン以外の同種のノートにも付けられる)、Quiver等と違いペンケース部分は袋になっているので、傷を付けたくない高級ペンでも気兼ねせず入れられる。パティーヌとまでは言わないにせよ革製品は傷がついて雰囲気が出てきてからが本番と思っている人間としては、総じて日本の革は丈夫過ぎて面白みがないのだが、これはそれなりに風合いのある良い革を使っていると思う。

キャップレス極細はいまいち

パイロット 万年筆 キャップレス FC18SRBMEF 極細字 マットブラック

新型コロナ禍のせいで通勤を含めた遠出が減り、近所をうろうろする程度になったので、ポーチ一つだけ腰から下げて外出するようになった、という話を先日書いたが、そうなると普段使っているA5のノートは入らないので、小さなメモ帳を持参することになる。ここ数年、個人的に手書きはリーガルパッドとか、できればA4、最低でもA5の大きな紙面に太字でがーっと書くだけだったので、極細字の需要はほとんど無かったのだが、メモ帳の小さな紙面にもそれなりの情報量を収めるということを考えると、やはり細字の筆記具が欲しい。ということで、キャップレス・マットブラックの極細を買ってみた。

キャップレス自体は以前細字を買ったことがあり、十分満足していたのだが、当時も書いたようにキャップレス・マットブラックは俗に「仏壇」と言われるような日本の万年筆のださいデザインやカラーリングとは一線を画していて、そのうち手に入れようとは思っていたのである。そして、マットブラックにだけ極細があるのですね。

結論から言うと、確かに細い字が安定して書けて、そういう意味では満足しているのだが(感覚的に字幅は0.38mmのゲルインキペンくらい)、やはりペン先が引っかかるというか、カリカリ感が否めない。引っかかる上にびょんびょんしなるというあたりは、大昔のある種のモンブラン(私が持っているのだと1266)のニブにも通じるところがあって、好きな人は好きかもしれないが俺はあんまり得意じゃないなあ。調整してもらえば多少は良くなるかもしれないが、今はペンクリニックにもなかなか行けないしねえ。

スタビロ バイオニックワーカー

スタビロ 水性ボールペン バイオニックワーカー 0.3mm ブラック 2016-46

私はローラーボール(水性ボールペン)が好きなのだが、他に使っている人は周囲におらず、そもそも最近では紙に手書きなんかする人間は少数派で、というか私にしても正直一般向けにはゲルインクペンで十分だろという気分がないわけではないのだが、インクの出が良いので書き出しがかすれないとか、書き心地がぬるぬるなめらかであるとか、発色が鮮やかなでコントラストがはっきりしているとか、そういった諸々の特徴が合わさった結果としての独特の書き味には麻薬的な魅力がある。書くにつれて、すでにそこにあった文字が勝手に浮かび上がってくるかのような奇妙な錯覚を覚えることすらあって、はまる人ははまると思う。万年筆にも似ているが、ひと味違う。

ひとくちに水性ボールペンといってもいろいろあって、私などは目についたものを節操なくいろいろ試しているのだが、最近ではドイツ・スタビロのバイオニックワーカーというのを好んで使っている。ご覧の通りデザインも変だが、書き心地もするすると紙上をやり過ぎなくらい滑って良い意味でかなり変である。スタビロは代理店が変わったのか、最近はヨドバシなどでも大々的に売られているようだが、「思わず笑ってしまうほど滑らかな書き心地でおなじみの」というキャッチコピーにはこいつ分かってるな感があってなかなかよろしい。そう、思わず笑ってしまうほど変な方向に振り切れていないと、今さらローラーボールなんか使う意味ないんだよ。まあ、おなじみの、というほど一般的知名度はないと思うが…。

洋物のペンにありがちな話で、字幅0.3mmとか0.5mmとかいいつつ日本のペンと比べると明らかに0.1ミリ以上太いのだが、そういう細かいことを気にする人はジェットストリームでも使っていればよいのである。リーガルパッドのような大判の安い紙にどうでもいいことをがーっと書くには最適だと思う。使い切り式のくせに結構高いのは難点だが…。

フリクションポイントノック04はなかなか良い

パイロット フリクションポイントノック04 8色セット

最近(といっても去年だが)出たフリクションポイントノック04を使ってみたがなかなか良い。フリクションでノック式で太さが0.4mmの極細。パイロットらしく相変わらず即物的な商品名で分かりやすい。

以前も書いた通り、フリクションは消えるし消しゴムが要らないので便利なんだけれど、私のようにふだん万年筆やローラーボール(水性ボールペン)を使っている人間からすると、ひっかかったりかすれたりとどうにも書き味が悪く敬遠しがちだった。極細字ということは紙との接地面も小さく、なめらかな書き心地は最初から望めないのだが、とはいえさすがに技術進歩といいますか、フリクションが世に出てから10年以上経っているので、大分改善されてきたようだ。インク自体も粘度等を調整しているのだろうが、ゲルインキペンのジュースアップで導入したシナジーチップとかいう凝ったペン先を採用したのが効いているのではないかと思う。ジュースアップそのものは見かけがどんくさい感じがしてあまり惹かれなかったのだが、今回のは金属クリップがアクセントになっていてまあまあの見栄えだ。ゼブラのブレンが成功したのを見て、少しはデザインの重要性に気づいたんですかね。

書き心地に加え、今のところ8色出ていてどれも発色が鮮やかで良い。透明感ある現代風の色で、しかも消せるので、マインドマップとか描く人に向いているのではないかと思う。しばらく前にキングジムから出たペンケース(これも名作だと思うのだがあんまり話題にならないね)、オクトタツの小さい方に8本ぴったり収まる。

キングジム ペンケース 倒れない ペン立て オクトタツ 黒 2564クロ

ステッドラー ザ・ペンシル

ステッドラー The Pencil Set タッチペン付き鉛筆3本セット

ここ数年ドイツ・ベルリンへ行く機会が多いのだが、今年もライプチヒでの35c3(The 35th Chaos Communication Congress)からの帰りに立ち寄った。以前このブログで書いた通り、ベルリンではKaDeWeという伊勢丹的なデパートへ行ってお土産を買うことが多いのだが(今回は年末だけにすさまじい混み具合だった)、店内をふらふらしていたらうっかりこれを見つけてしまったのである。29.90ユーロですから4000円くらいですか。
意味不明に高価な鉛筆といえばファーバーカステルのパーフェクト・ペンシルが有名だが、同じドイツのステッドラーが数年前、対抗馬として出したのがこのザ・ペンシルである。私は4年前、やはりベルリンのKaDeWeでパーフェクト・ペンシルUFOをうっかり買ってしまい、自分の馬鹿さ加減に嫌気が差したのだが、今回また似たようなものを買ってしまったわけで、自己嫌悪はいよいよ深まるばかりなのである。
製図用品や事務用品だけではじり貧と思ったのか、このところステッドラーはステッドラー・プレミアムと称する高級路線に舵を切って頑張っているのだが、これもその一環だったのでしょう。デザインではエレガントさを全面に押し出したファーバーカステルに対して、モダンといいますか、バウハウス的な味が強いのがステッドラー・プレミアムの特徴だが、今ひとつ垢抜けていないような気がするなあ。
エクステンダーにもなる鉛筆削りが付いてくる、というのはパーフェクト・ペンシルと同じだが、ステッドラーが誇る新世代ウォペックス鉛筆ベースというのがウリなんですかねえ。個人的には、減りも遅いし書き心地は柔らかくて好みなんだが、黒の発色がやや薄いような気がする。
いずれにせよ、

ちなみにステッドラーも対抗して(?)ザ・ペンシルという似たようなのを出しているようだが、うーん、スタイラスペンになると言われても…。というか、スタイラスペンになるナントカというのは結構あるが、そんなにみんなスタイラスペンを使っているの?

という4年前のわたくしの疑問に答えられる自信はない。
そんなわけで、あけましておめでとうございます。今年もよろしく。
追記 あとで鉛筆を削ろうとして気づいたのだが、エクステンダの下をひねることで削りカスが出てくるスリットが開閉できるので、カスを溜めておけるのですね。パーフェクト・ペンシルよりも機能面では上回っているなあ(笑)

マルマン スケッチブック セクションクロッキーブック S237

マルマン スケッチブック セクションクロッキーブック 白クロッキー紙 10mm方眼罫 S237

A4くらいの広い紙面に(以下略)、とにかくスケッチブックをいたずら描きに使うという発想が、実は最近まで無かったのである。いたずら「描き」といいつつ実際は文字を書くことが多く、絵と言ってもポンチ絵や表程度なので、スケッチ専用ノートであるところのスケッチブックは候補にならなかった。

最近になって、たまたまこの若干マイナーな(といっても建築とかの世界ではポピュラーなのかもしれないが)クロッキー帳のことを知って使ってみたのだが、これは素晴らしいですね。そもそもマルマンのクロッキーというと茶色の表紙とナチュラルな色の無地の中紙が思い浮かぶわけだが、このS237という品番のやつは黒表紙で真っ白な中紙である。で、10mmというか1cmという珍しいサイズの方眼が書いてある。普段は3mm方眼の測量野帳や5mm方眼のノートに慣れているので、1cmというと大分大きく見えるのだが、これはこれでいたずら描きのガイドには十分だ。裏には方眼が書かれていないので、半分は無地としても使える。

表紙はほどよく硬く、リングノートなので360度ひっくり返せば表紙二枚分の下敷となり、立ったままでも十分書ける硬度となる。正直リング綴じは利き手と逆側のページへ書くとき手に当たるのであまり好きではないのだが、このノートはA4判で紙面が大きいのであまり気にならない。横にしても、天地逆にして書いてもいいですしね。

そして何より紙質が素晴らしい。太字の万年筆やローラーボールなど、紙によっては裏に抜けてしまうようなシャバシャバしたインクもまず大丈夫だし、まあ本来の用途がクロッキーだから当たり前だが、鉛筆やシャーペンなど黒鉛系の筆記具の乗りも良い。おまけにサイズと綴じ枚数を考えると、あり得ないくらいに軽い。ランニングコストも数百円と、一冊数千円するくせにちょっと太い万年筆はすぐ裏抜けするそこらの高級ノートとは雲泥の差である。A4の紙ノートはこれでファイナルアンサーというか、もう探さなくてもいいなあ。

トトノエ クリップボード A4

トトノエ クリップボード A4 ブラック TCB00A4-BK

A4くらいの広い紙面にさっといたずら描きをするための何か、を模索し続け三十余年になるわけですが、という同じ出だしで先日もエントリを書いたばかりだが、これもその模索の一環である。同じシリーズの、5×3のいわゆる情報カードや名刺サイズのカードを使う小さいバージョンは数年来愛用しているが(3年前にエントリを書いた)、A4版も買ってみた。というか、これも結局コクヨ関係の製品か。

ようするにA4のクリップボードなのだが、紙製なのが珍しい。クリップや四隅ではなく、下にベロのようなものがついていて、ここに紙を挟むようになっている。先日取り上げたHINGEと同じシステムだが、あちらが真似したのかな?裏には予備の紙と名刺(?)を差せるスロットがあるが、ここはやや使いにくい。

この使いにくさと関連するのだが、本当に硬いので、予備の紙は差し込みにくいし、持ち歩くと案外取り回しが悪い。5×3とかの小さなサイズだと気にならないし、むしろ安定して書けるので好ましいのだが、やわな鞄だと鞄のほうが負けて痛みそうである。今は卓上で使っている。ジョッター的なものは、柔らかいと書きにくいし、硬すぎるとかさばるし、なかなか難しいものですね。

コクヨ K2 マッハボール

コクヨ なめらか ボールペン K2 マッハボール ノック式 10本入 黒 K2PR-NB207DX10

別にコクヨから金をもらっているわけではないので褒める義理はないのだけれど、最近はなぜかコクヨの文具製品に感心させられることが多い。近頃よく使っているこのボールペンも、よくよく見たらコクヨの製品だった。どこで買ったかすらよく覚えていないのだが…たぶん世界堂?

調べてみると一本税込約75円というウルトラ安物で、基本的には業務用らしいのだが(そのせいかAmazon.co.jpでは10本単位でしか売っていない。といっても755円だけど…)、実に良い書き心地である。低粘度油性ボールペンというと三菱鉛筆のジェットストリーム、パイロットのアクロインキ、ぺんてるのビクーニャが御三家だと思うが、コクヨもマッハインクというのをやっていたのですね。全く知りませんでした。どこかのOEMなんだろうか?ネットを検索してもまるで情報が出てこないのだが、私以外にもこれに感銘を受けた人のブログが出てくるので、まあみんな使うと感心するんでしょう。ほとんど使い捨てのような値段にも関わらずちゃんと替芯も用意されていて、いよいよ感心させられる。

そしてデザインが優れている。まあ値段が値段なので高級感は全く無いわけですが、頭から尻尾まで流れるようなフォルムになっていて、素材ではなく造形一本で勝負というすがすがしさがある。パイロットのジュースアップとかのどんくさい感じと比べると一日の長があると思うのですがいかがでしょう。

コクヨ ドローイングマーカー

コクヨ マーカー ドローイングマーカー 固形 蛍光色 5色 KE-SP3-5

別に蛍光ペンと右翼のことばかり考えて人生を過ごしているわけではないのですが、コクヨも去年、新たに蛍光クレヨンというか固形蛍光マーカーを出していたらしい。最近人に教えてもらいました。

ドローイングマーカーと銘打ったシリーズで、どうも半分画材扱いのようなのだが、蛍光イエローや蛍光グリーンはハイライターとして十分使える。書き心地がぬるぬるなのはもちろん、形が四角形なので狙ったところに塗りやすいし、裏抜けもしない。先駆者であるステッドラーのテキストサーファーゲルのように、ぼろぼろダマが残って他を汚すということも少ない。がーんと新しいものを打ち出すイノベーターにはなれないが、ちまちま実用性を上げるのは得意という、日本企業にありがちな話のように思った。この手のものとしては珍しくリフィルが用意されているのも良心的だ。パッケージングも洋風というか、なかなか洒落ている。三菱鉛筆にこういうセンスがあれば…。