いわゆる理系というか実験をするような商売ではないのだが、最近出たコクヨのリサーチラボペンというのは地味に便利である。そのせいか一時は結構品薄だったようだ。
ようはゼブラのマッキーやシャーピーのようなマーカーなのだが、アルコールで消えにくく（というかにじみにくく）、多少筆記面が結露したり凍結したりしていても書ける。ということで、別に実験容器でなくても使えるというか、例えば冷蔵庫や冷凍庫に作り置きの食品を入れるとき、ビニール袋のようなものに作った日などを書きやすい。ペン先が多少硬めで細いのも書きやすさに貢献している。私はマーカーでありがちなフェルトペン先が書くときキーキー音を立てるのが生理的に嫌いなのだが、これはつるつるした面に書くことが多いので別に気にならない。
実のところ濡れた面でも書けるマーカーというのはそんなに珍しいものではないようで、例えばマジックインキにもNo.500というのがあるし、そもそも先に言及したマッキーにも特殊用途DXというのがある。コクヨは完全に後発なのだが、まあマーケティングの勝利ですかね。
