マルマン A7 メモ 図案シリーズ N659

マルマン A7 メモ 図案シリーズ N659

これも最近使い終わったメモ帳。昔からあるマルマンのスケッチブックと同じデザインだが、中身は5mm方眼で、中字の万年筆でも抜けない優秀な紙である。まあ、メモを取るとき、細字ならともかく中字以上の万年筆はまず使いませんが…。切り取り用のミシン目も入っているし、裏表紙が段ボール的に硬いので、立ったままの筆記も楽なのがよろこばしい。まあペンコのと比べると値段が3倍近いので良いのは当たり前か。あと、正直に言えばリング綴じのノートはなんとなくイヤなのだが、これは個人的な好みの問題でしょうね。

 

ジェットストリームのパーカータイプ替芯が出た

三菱鉛筆 ボールペン替芯 ジェットストリームプライム 0.7 単色用 黒 SXR60007.24

ジェットストリームのパーカータイプ替芯が出たというので、大喜びして買った。

三菱鉛筆が開発した低粘度油性ボールペンであるジェットストリームについては以前も少し書いたことがあるが、割と最近まで独自規格といいますか、三菱のボールペンでしか使えない替芯しか販売されていなかった。それが2013年にいわゆる4C芯(多色ペンなどで使われる短くて細いやつ)のバージョンが出て、今回はパーカータイプが出たということになる。パーカータイプというのは元々パーカー社のボールペンの替え芯の規格だったことから普及した俗称で、今ではISO 12757で標準化されている。そこでの規格記号から、G2替芯と呼ばれることも多い。で、この芯ならば別にパーカーに限らず様々なメーカーの高級ボールペンで使えるのである。

油性ボールペンは不思議な世界で、つい最近まで値段が高いほうが書き味が悪いという奇妙なことになっていた。それは日本ではジェットストリームの登場以来、書き味に優れたいわゆる新油性ボールペンが低価格帯を中心に普及したのに対し、高級ボールペンの主な産地である海外では、相変わらず粘度の高い、書き出しでかすれるような書き味の悪いインクのままだったからで、それでも最近ではパーカーのクインクフローやシュミット(日本だと銀座伊東屋がROMEOブランドで出している)のイージーフローなど、低粘度インクに切り替えてそれなりになめらかな書き味を目指したものが出ていたのだが、書き味は別としても海外のボールペン芯は大体においてF(細字)ですらやたら字幅が太く、漢字文化圏で細い線が書きたい日本では今ひとつという感じだったのである。あと、海外の替芯は経験上当たり外れが結構あって(ボールがきしむ、インクが出ない、あるいはやたら出過ぎる、等々)、たかが替芯とは言えそれなりの値段がする工業製品のくせにクオリティが案外一定しないのだった。

数年前には、4C芯を装着してパーカータイプに偽装するというリフィルアダプターUNUSという会社から発売され、かなり話題となった。これもなかなか良かったのだが、4C芯の軸の太さはパーカータイプ替芯の先端部の太さと必ずしも一致していない(パーカータイプの先端部は約2.4mm、4Cは約2.35mmで、4Cのほうが微妙に細い)ので、ペン先の穴にぴったりと嵌まらないことが多かったのである。せいぜい0.05mmのレベルの違いだから通常ならどうでもいいのだが、ボールペンの場合穴と芯が合わないと、書いているときに芯が揺れたり、カチャカチャ音が鳴ったりする。これが結構気になるのですね。

というわけで、今回ちゃんとメーカーからパーカータイプの替芯が出たのは大変喜ばしい。まだ一本使い切っていないが(4Cと違いパーカータイプはかなり大容量なので当分使い切ることは無いと思うが)、0.5mmの細字であってもかすれることなくなめらかに筆記できて快適だ。ボールペンのインクというのもなかなか繊細なもので、キャップ式、ノック式、あるいは4Cやパーカータイプなど芯の形状に合わせて相当調整しないと書き味が変わってしまうらしいのだが、さすがにうまく仕上げてきている。三菱鉛筆はこれで軸のデザインがマシなら何も言うことはないのだが、無いものねだりなんですかねえ。

 

penco フールスキャップノート A7

フールスキャップノートA7(ペンコ)【グリーン】 CN121-GN

文房具等のレビューをするときは、例えばペンなら一本、ノートなら一冊使い切ってから書くようにしている。魅力的な機能があっても耐久性に難あり、というような場合が多々あるからだが、最近だとこれを使い切った。

メモ帳というのもなかなかこれだ、というものが無い世界で、長年に渡り試行錯誤しているのだが、近年だといくつか平行して使い分けている。というとえらく複雑なことをやっているようだが、ようはアウターごとに違うメモ帳を入れているだけですけどね。このペンコのメモ帳は安いしそれなりに良い製品だった。高級なフールス紙を使っているので万年筆でも裏抜けしない、という話だったのだが、まあ確かに細字くらいなら大丈夫だけれど、ペリカンのエーデルシュタイン・タンザナイトを入れたLAMY Dialog 3の中字で書くとやや抜けたので、限界はあるようです。かなり雑に使っていたのだが、最後まで綴じもほつれず、まあそれなりに汚れたとはいえ、使うのがイヤになるくらいぼろくなるということはなかった。これは、紙の角を落として丸くしてあるからだと思うのだが、こんなちょっとしたことで痛まなくなるものなのですね。切り取り用のミシン目が入っているとなお良かったのだが。

ただ、以前FIELD NOTESについて書いたときにも述べたことだが、やはり出先で書くためのメモ帳は、下敷になるような硬い表紙があったほうがいい。書きやすさが段違い。

 

Sherpa Pen Coversがいつの間にか復活していた

SherpaペンケースとRefills Sherpa Pen

Sherpa Pen Coversのウェブサイトが、いつの間にか再開されていることに気づいた。昨年親会社だか代理店だかだったParadise Pen Companyが倒産して、それっきりSherpaのサイトにもつながらなくなっていたのだが、どうやら独立して(URLも変わった)復活したらしい。

Sherpa Pen Coverはその名の通り、ペンのカバーである。プラスチック製で安っぽい外観のものが多いボールペン等にかぶせて若干高級に見せかけるという、はっきり言って貧乏くさい製品なのだが、デザインも豊富だし、細くて軽い軸が多いマーカーペンや安ボールペンに、太くてそれなりに重量のある軸のこれをかぶせると書き味がだいぶ変わるので、全く無意味というわけでもない。日本でも昨年ぺんてると銀座伊東屋が組んで、サインペンやプラマン、ボールPentelにかぶせるペンジャケットというのを売り出していたが、発想としては同じというか、多分にSherpaのパクリであろう。

伊東屋 ITOYA110 ペンジャケットfor水性ボールペン 黒

Sherpaの元々の対象はシャーピー(Sharpie)という、アメリカとかでは超ポピュラーなのに、日本ではマジックインキやゼブラのマッキーに歯が立たないのか全く目にしない油性マーカーなのだが(海外でアンカンファレンスとかハッカソンとかに参加すると大量に供されるので見覚えのある人もいるだろう)、軸の尻ににバネが仕込んであるので、シャーピー以外にもいろいろ収まる。

シャーピー F/Sharpie F (中字・丸芯)【ブラック】 S3 30001

個人的にはシャーピーもいいけれど、以前書いたユニボール ビジョンエリートを入れて高級水性ボールペンにしたり、これまた以前書いたOHTOの筆ボール(採点ボール)を入れて高級ぬるぬる極太ボールペンにしたりして愛用している。なかでも一番ユニークな使い道は、蛍光ペンを入れることだろう。見た目が高級な蛍光ペンというのがほとんど無いので貴重である。どの蛍光ペンでも収まるというわけではないと思うが、とりあえず私が愛用しているスタビロのナビゲーターはぴったり収まる。

STABILO 蛍光ペン ナビゲーター 545-24 イエロー

例によってAmazon.co.jpではボッタクリの悪徳業者しか扱っていないが、私が昔買ったClassicというのは34ドル95セントなので、定価は4000円くらいだと思われる。というか、復活前はClassicしかなかったのだが、今はもっと高い軸も安い軸もあるみたいですね。Ultimateとかいう高い奴ならジェットストリームも入るようになったようだ。そのうち買ってみるかな。

 

フリクションボールえんぴつはなかなか良い

フリクションボールえんぴつ 6色セット LFP78FN-6C

老いぼれの上に元来集中力が欠けているので、本も論文も線を引いたり定規を当てたりしながら読まないとなかなか頭に入ってこないのだが、そんなときに便利なのが、こすると消えるパイロットのフリクションである。

ところで、私はこれまでフリクションが苦手だった。ボールペンは発色が良く、かつ書き味が良くないとイヤなのだが、フリクションは総じて色が薄く、書き味もかすれがちというかひっかかりがちで、消せるということ以外積極的に使いたい要素があまり無かったのである。

そんなわけでフリクションは最近まで全く眼中になく、長年トンボのリポータースマートを使っていたのだが、ひょんなことからフリクションボールえんぴつという製品の存在を知った。試しに使ってみたら、これがなかなか良かったのである。

これ、「えんぴつ」と言いつつ実は0.7mm径のボールペンなのだが、発色が鮮やかで、しかも書き味がぬるぬるとまでいかないにしても、かなりなめらかである。私自身は黒赤青緑の4色しか使わないのでどうでもいいのだが、色のバリエーションも豊富なようだ。

ちなみにフリクションいろえんぴつという、外見も中身も本当に鉛筆的なものもあって、ついでに言うとフリクションボールえんぴつは元々フリクションボールいろえんぴつと呼ばれていたらしいのだが、何が何やらさっぱりわからん。もう少し考えてネーミングしてもらいたい。

 

中身の入れられるクリップボードは案外便利

SAUNDERS(サンダース) SlimMate STORAGE CLIPBOARD (ORANGE)

雑多な書類を持ち運ぶ必要があり、かつ出先で(場合によっては立ったまま)若干の書き物をしなければならないのだが、ただし机はない、という状況にたまに出くわすのですが、そういうときに便利なものはないかなあと思っていたら、こんなものを見つけた。

ようは中身が入れられるクリップボードに過ぎないのだが、これが意外と便利なのである。ジャンルとしてはstorage clipboardと言うらしい。チープなプラスチック製だがそのぶん軽い(ヒンジには金属の軸が入っている)。コシが無いトートバッグ等に書類を直に入れた場合、くたっとなってしまって必要なときにさっと掴めなかったりするのだが、これを入れておくと壁に立てかけることもできる。別にクリップに挟まなくとも、FIELD NOTESのような表紙が柔らかいメモ帳等の下敷きとしても使える。カラーバリエーションも黒を始めとしてそれなりにある。

私が買ったのはLOFTで見つけたDexasとかいう会社のSlimcaseという製品で、Dexasというのは主にキッチン用品を扱っているメーカーのようだが、こういうものも作っているらしい。きょうび大概のものはAmazon.co.jpで買えるのだが、Dexasのはなぜか扱いがない。SaundersというメーカーのSlimMateという似たようなものなら扱いがあるが、Dexasの2倍以上高いのである(Dexasのは1000円くらい)。別に2倍品質が良いということはないというか、基本的に同じもののように見えるのですが…。

 

アメリカ版測量野帳としてのFIELD NOTES

FIELD NOTES 3-PACKS (A)方眼 [FB001]

海外のEDC(Every Day Carry、常時携行品)見せびらかしサイトを見ると、FIELD NOTESと書かれた小さなメモ帳を持ち歩いている人が多い。あれはなんだろうと不思議に思っていたのだが、日本でも売られているのを目にしたので買ってみた。日本ではハイタイドが代理店のようだ。3パックで約1300円、すなわち1冊(48ページ)で400円くらいと、なかなか強気の値付けである。

ようするに海外というかアメリカ版の測量野帳だが(FIELD NOTES=野帳だし)、大昔からある野帳と違い、2007年からとのことで比較的新しいブランドのようだ。アメリカ国内製であるというのも売りの一つらしい。野帳と違って表紙は固くなく、サイズも一回り小さい。方眼以外に横罫や無地もある。

モレスキンのように、表紙をめくると持ち主の名前や連絡先、落とし物を拾った人への礼金の有無などを書く欄がある。モレスキンのように、万年筆やローラーボールで書くとやや裏抜けする(それもあって筆記具はバインダーボールがぴったり)。モレスキンのように、表紙やディテールだけ変えた限定版を多く出して稼いでいる。ということで、野帳というよりはホッチキス留めのモレスキンというのが個人的な印象です。

立って書くという機能からすれば野帳に遠く及ばないが(アメリカ人は掌がでかいからこれでも良いのだろう)、ポケットには入れやすいし、何と言ってもデザインが出色で、全体がFuturaフォントでまとめられていてかっこいい。質で勝って魅力で負けるという典型的なパターンだが、こういうセンスが日本の大手文具メーカーにあればねえ…。

 

Omas 360 ローラーボール

あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。

自分へのクリスマスプレゼント、というわけでもないのだが、今は亡きオマス社ローラーボール(水性ボールペン)のデッドストックが安く売られていたので、思わず買ってしまった。Omas 360という比較的新しいシリーズで、2012年頃の製造らしい。人間工学に基づいたと称する正三角形というかおむすび型の軸が特徴だが、個人的には軸の形よりも重量の軽さが気に入った。元来軽い書き味のローラーボールを軽い軸でさらさらと紙上に走らせる快感は何物にも代えがたい。

オマスは2000年にルイ・ヴィトン等を擁するコングロマリットLVMHに買われたのだが、さすがにヴィトンほどは儲からなかったらしく、2007年には香港の会社、次いで2011年には中国の会社に売り飛ばされてしまい、結局2016年には倒産というか清算されて会社ごと消えてしまった。モンブランやペリカンほど世界的に有名なブランドというわけではないが、万年筆を中心にいかにもイタリアらしい独特の優美なデザインが光るメーカーだったので残念ではある。

この手のもので会社が潰れて困るのはリフィル(替え芯)だ。ローラーボールはインクがドバドバ出るので消費が激しく、リフィルの確保は死活問題である。オマスの純正リフィルはもう手に入らないようで、かつての日本代理店が公開している代替品一覧(PDF)にはモンテグラッパのリフィル(IA00RFUC)を使え、とある。私は素直なので一応言われた通りに一本買ったんですけれども、このリフィル、約1300円+送料とかするんですよ。

いくらなんでも高すぎるので他を探したのだが、ローラーボールやボールペンでは軸のメーカーは違っても実はリフィルは同じということがままあり、Omas 360(とモンテグラッパ)の場合も正体はドイツ・シュミット社のCL 8126というやつのOEMなのだった。水性ボールペンは乾きやすいので基本キャップが必須なのだが、これはCL、すなわちCapLessの名の通り1年間ふたをしなくても乾かないというなかなか優秀なリフィルである(つうか、それならそもそもキャップ要らないのでは…)。なおCL 8126 PとかP8126と呼ばれているのもあって、どちらかと言えばこちらのほうがポピュラーのようなのだが、これは短いので流用できない。Omas 360にはMezzoという小さいバージョンもあって、そちらはリフィルがP8126のようだ。

残念ながら8126もP8126も日本では手に入れにくく、Cult Pensから個人輸入でもしようかなと思っていたのだが、少し調べてみると、ペリカンのレベル5(L5)とかいうペンのリフィルがどう見ても8126である。人柱のつもりで買ってみたら、やはり8126のOEMだった。これならAmazon.co.jpや伊東屋でも簡単に手に入るのでありがたい。ちなみにAmazon.co.jpでは8126もP8126も途方もないボッタクリ価格で出品している悪徳業者しかいないので注意したほうがよい。相場はせいぜい一本数百円です。

もう一つの悩みは、軸は軽いんだが結構でかくて太いということである。最大径が16mmくらいあるので、ペリカン・スーべーレーンM1000並だ。一本差しのペンシースでも買うしかないのかねえ。

 

読書用定規の話

私は読書が趣味で、だいたい一日一冊くらいのペースで読んでいるのだが、元来集中力に欠ける人間なので、読んでいる途中にふっと別のことを考えてしまい、話の流れを見失ってしまうことがよくある。読み落としも多い。

ずっとこれで困っていたのだが、去年くらいから何かを行に当てながら読むというのを始めて、これがなかなか悪くないことに気づいた。今読んでいる行にしおりや定規を当てて読むと、集中が途切れてもちゃんと戻ってこられるし、読むスピードも上がったように思われるのである。まあ気分の問題かもしれませんが。

行に当てるものは、透明でないほうがよい(下が透けるといよいよ気が散るので)。で、最近まで手元にあったアルミの定規を使っていたのだが、先日この用途にぴったりな定規を二つ見つけた。

モチモノ 滑らない 定規 ピタットルーラー 15cm オレンジ

ひとつはピタットルーラーと称するもので、アルミとアクリル、二枚の板をシリコンゴムでつないだ構造になっている。横から見ると山型になっていて若干浮いているので、そのままだと滑るのだが、上から押さえるとゴム部分が下に沈んで接地し動かなくなる。ようするに、滑って欲しいときには滑るし、滑って欲しくないときには滑らないのである。

固定するには押さえなければならないし、若干厚みがあるのでしおり代わりにするにはやや不向きだが、卓上で使う読書用定規としては非常に素晴らしい。というか、上から押さえると少し定規の板がせり出して幅が広がるわけで、輪郭が動いてしまい、実は狙ったところに正確な線を引く定規としては全く使い物にならんのであるが、読書用としては当てるところは別にアバウトでよいので問題にならないのである。

クツワ HiLiNE アルミ定規 XS15BK 15cm ブラック

もう一つはクツワの定規で、定規そのものが黒くて目立つのと、薄いのに加えて表面がざらざらしていて滑りが良いので、しおり代わりに本に挟んでおくのに適している。持ち運び用に良い。

定規のくせに「スパッ!と切り取る。」というのが最大の売りになっている謎の製品なのだが、縁に角度が付けてあるので、実際紙を当てて引くと確かに感動的なまでに切れる。例えば、飛行機に乗るとSkyMallとか通販雑誌が置いてあって、読むと妙に物欲が刺激されることもあるわけですが、雑誌自体を持ち帰るのも馬鹿げているような気がするじゃないですか。そういうとき、私はこの定規で切り取ってノートに貼り付けている。スマホで写真を撮ればいいじゃんという話もありますが、それだと大体撮ったこと自体を忘れてしまうので…。

 

ステッドラー テキストサーファーゲル

ステッドラー 固形蛍光マーカー テキストサーファーゲル 264-S PB5  5色セット

前にも書いたが、私はフェルトペン(サインペンとかああいうの)が紙とこすれてたてるキュッキュというような音(というか感触)が非常に嫌いである。耐えがたい。

仕方ないのでできるだけフェルトペンは避けて暮らしているのだが、今まで避けようにも避けられなかったのがラインマーカー(蛍光ペン)だ。本や論文のプリントアウトに蛍光ペンで線を引くのが好きなのですが、大体蛍光ペンというのはペン先がフェルトなのですね。

先日ひょんなことからフェルトペンではない蛍光ペンがあるということを知って、試しに買ってみた。それがこのステッドラーのテキストサーファーゲルというやつで、「固形蛍光マーカー」と銘打っている。確かに固形で見た目はクレヨンみたいなものである。使った感触としてはスティックのりに近く、あの感覚でぬるぬると線が引ける(というか塗れる)。使うとクレヨン同様だんだん削れていくのだが、ペンの後ろをひねると中身が繰り出されてくるあたりもスティックのり風である(そのせいでキャップがペンの後ろに差せない)。

Amazonのレビューを見ても評価が真っ二つに分かれているが、それは分からんでもないというか、使う人を選ぶ製品だと思う。何せ先端が丸い上にかなり太いので、狙ったところに正確に線を引くには相当な熟練が必要(というかほぼ無理)である。そのあたりで頭に来た人がいるのだろうが、多少はみ出たりするのには目をつぶり、大ざっぱに、細かいことは気にせず、気宇壮大な心持ちで色を付けるならば気にならない。裏移りもにじみもない。そして、何と言ってもぬるぬるした感触がたまらん。

ステッドラー 固形蛍光マーカー テキストサーファーゲル イエロー シュリンクタイプ 264-1

ちなみに、イエロー、オレンジ、ピンク、グリーン、ブルーと5色あるのだが、イエロー(と、ある程度はグリーン)以外の色は相当量がはがれ落ちることが多々あり、そういうダマ(?)のようなものが反対側のページに移ったりしてどうも今ひとつである。イエローはそういうことが少なく、おまけに発色がこれぞ蛍光イエローでございという感じの派手な鮮やかさで新鮮だ。私は5色セットを買ったのだが、結局イエローしか使っていない。ということで、イエローだけは別格というか、心からおすすめいたします。