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OHTOのローラーゲルGS02はなかなか良い

black retractable pen on white printer paper

OHTOのペンが好きで長年愛用しているのだが、セラミックボールを採用した芯の性能は優秀で書き心地は良いんだけど、デザインというか軸の質感は正直今ひとつでしたな。値段が値段だから仕方ないが…。

ただ、去年くらいからちょっと勝負に出たということなのか、どことなく往年のTOMBOW ZOOMぽいデザインに切り替え、ブランディングというかネーミングも整理し、高級とまでは行かなくても中級くらいの価格を付けたペンを発表し始めた。去年出たローラーボール(水性ボールペン)CR01もなかなか良かったが(中身は伝統のC-305だし)、今年春に出たゲルインクペンのGS02はとりわけ大当たりだったようで、最近まで供給が追いつかないくらい売れていたらしい。元々そんなに数作っていなかったんだろうけど…。わたくしもようやく手に入れました。ヨドバシでは売っているがAmazonでは未だに扱いがないのである。

今までのOHTOというと製品のデザインやロゴが微妙にダサかったり塗装がアレだったり、いろいろ問題があったわけだが、最近のは塗装もマットで手触りも良く、どことなく高級感がある。高い割に案外作りが甘いLAMYとも張り合えそうである。基本は丸軸だがグリップは六角軸になっていて、このあたりはジェットストリーム・エッジ(の逆)あるいはカランダッシュ849あたりの真似なんですかねえ。往年のOHTOボールペンが好きでペンだこが出来てしまっている人間としてはうれしい回帰である。芯は最近珍しい(でも筆記点の見やすさは抜群)ニードルチップのゲルインクだが、形状はいわゆるパーカータイプ(G2規格だが、最近はヨーロッパタイプと言うんだろうか)なので、この芯をパーカーのジョッターとかに入れたり、あるいは逆にこのペンでシュミット・イージーフロー芯なんかも使いたければ入れ替えて使えるだろう。使いたいかは話が別でしょうが…。

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