My Human Gets Me Blues

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2006-12-26 [長年日記]

_ [Music] Jackie's Bag / Jackie McLean

Jackie's Bag(Jackie McLean)

もうすぐ新年ですね。新年と言えば福袋だが、とあるページでこのアルバムのことを「ハードバップの福袋」と表現していてちょっと笑った。ジャケは紙袋を模したデザインだし、なかなか言い得て妙だ。ちなみに、one's bagという表現には「〜の(演奏)スタイル」という意味もある。

このアルバムに「福袋」感が強いのはそれなりの理由があって、そもそも前半3曲と後半3曲でメンツも録音日時もまるっきり違うのだ。前半は1959年1月の録音、マクリーンに加えてトランペットにドナルド・バード、ピアノにソニー・クラーク、ドラムスにフィリー・ジョーという陣容なのだが、後半は1960年9月の録音でトランペットがブルー・ミッチェル、ピアノがケニー・ドリュー、ドラムスがアート・テイラーに代わり、さらにテナーでティナ・ブルックスが加わる(ベースはどちらもポール・チェンバーズ)。どちらかと言うと、前半のメンツのほうが後半よりも派手というかヤクザな演奏をする人々のような気がします。

Amazon.co.jpのレビューワー氏もそうみたいだが、世間的には後半の哀調に富んだ、いかにもハードバップでございと言うセッションが人気で、ひどい人になると後半しか聞かないと言う人もいるようだ。

私はと言えば、基本的に前半ばかり聞いている。後半も別に悪くはなくて、それどころかものすごく良い出来なのだが(曲も良いし)、しばらくすると少々情緒が鼻につくというか、私の好みからすればべとつきすぎに思えるところがある。その点、前半は曲想と言い各人のソロと言いカラカラに乾いているので、気分的に楽だ。特に3曲めのFidelは、たまに頭の中で全曲再生されるくらいに良く聞いた。ちなみに後半のセッションでは、唐突に「メリーさんの羊」が炸裂するIsle of Javaが笑えると思います。