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ぼくのかんがえたさいきょうのノマドワークツールキット2022

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出先での作業環境

もう2022年も終わりですね。以前は一年に一度年末に出先での作業環境を見直していたのだが(たとえばこれ)、ここ数年は新型コロナ禍であまり遠出しなかったこともあり、特に変えてこなかった。今年は久しぶりに海外出張などもあっていろいろ考えたので、メモとして残しておくことにする。

基本的な考え方

マルチディスプレイ

商売にもよるのだろうが、私のように文章やコードを書くのが主な仕事だとすると、やはり出先であってもマルチディスプレイ環境にしたい。デュアルは最低線で、できればトリプル、クアッドにしたいのである。一昔前は海外にモニタを持っていくだけでも大荷物で大事業だったが、最近ではモニタ自体大画面で高画質でも軽いし、Thunderbolt 4ケーブル対応なら給電も含めて一本のケーブルでまかなえるので、モバイルモニタを持ち歩くのは非現実的でなくなった。さらに、タブレットPCを外付けディスプレイとして使うのも、実用に耐えうるようになってきたのである。

マルチOS

これはまあ私だけだろうが、Windows 11とDebian GNU/Linuxを併用しているので、どちらでも使えるものが優先である。WSL2などWindows上でLinuxカーネルを動かす仕組みも進境著しいが、仮想マシンよりネイティヴ環境のほうがなにかと使いやすい。

軽さは正義

重いのはとにかくイヤなのである。なので、何が何でも軽さを追求したい。

2022年現在の構成

ということで、現在は上掲の写真のような組み合わせに落ち着いた。先日はこれらをリュックに詰めてワンバッグで1週間の海外出張に行ってきたが、快適というか、ほとんど日本にいるのと変わらない環境をすぐ構築できた。だからといって仕事がバリバリ進んだかというと、残念ながらそんなことはないわけですが…。

PC本体とPCスタンド

ラップトップPCは何でも良いが、少なくとも一つはThunderbolt 4対応のType-C端子を積んでいるとモニタが簡単につなげて便利である。あとは、できればWindowsとGNU/Linuxのデュアルブートが出来ると分かっているのがよいですね。私はここしばらくHP Spectre x360(の旧モデル)を使っていて、排熱の弱さを除けば大体満足しているが、そろそろ買い換えたいところではある。

PCスタンドはいろいろ使ってみたが、軽さといい使い勝手といい、結局Roost Laptop Standに勝るものはないという結論に達した。Amazon.co.jpでも売られているのだが、個人的な経験では偽物だったり旧モデルが送られてきたりでろくなことがなかったので、買いたければ製造元から直接買うのをおすすめする。円安が痛いが…。日本でも扱う店が出ないものか。

充電器

近年GaN(窒化ガリウム)半導体が普及して、コンパクトでも65Wとか出せる充電器が増えた。いろいろ買ったが、結局のところ、できるだけ高電力で、できるだけ少ない端子で出すのに越したことはないと悟った。複数の口があるのは便利だが、電力が低くなるせいか、予期せぬ不具合が発生したり充電が遅かったりして実用的には不便なのである。現時点ではAnker Nano IIか、CID NovaPort SOLOがプラグも折りたため、小さくてかさばらず一番良いようだ。

モバイルモニタ

モバイルモニタは13.3インチくらいのがAmazon.co.jpで安く売られている。多くはType-Cケーブル一本で接続できて便利である。うるさいことを言わなければ出先ではこれで十分だろう。モバイルモニタは製品サイクルが短い世界で、私が以前買ったものなどはブランドごと消滅しているようだが(なので保証とかはあまり期待しないほうがよい)、これなどは400gを切る重量で実質2万円を切っているようだ。良い時代ですね。

なぜ13.3インチかというともう2つ理由があり、それはスタンドとカバーの問題である。この種のモニタについてくるスタンド兼券カバーのようなものは、大体がとてつもなく重く使いにくい。モニタ本体が400gなのにカバーが600gとか、そんなのばかりである。最近のモニタは丈夫なので、むき出しで運ぶのは気が引けるにせよ、そこまでがっちりしたカバーは必要ない。また、13.3インチのモニタは大体A4サイズなので、カバーやケースも選択肢が増える。

そんなわけで、あまり大きなモニタよりは、小さなモニタに軽いスタンドとカバーを付けたほうが実用性は高い。私は(写真では隠れて見えないが)MOFT X iPadスタンドAnaheimの13 inch ラップトップスリーブを使っている。MOFTのスタンドは縦でも横でも立てられるのが良い。Anaheimのケースはタイベック不織布製で実質紙みたいなものなので、圧倒的に軽いのが魅力である。ジョブズごっこもできるし。

USBケーブル

先にも書いたが、一本はThundebolt 4対応ケーブルがあるとよい。外見的に普通のUSB-Cケーブルと見分けがつかないが、Ankerのが無難か。あと、例えば新幹線や空港など自分から遠いところにコンセントがあることがままあるので、2mくらいの長めのUSBケーブルを一本持っていくと良い。これまたAnkerのPower Line III Flowは束ねやすく絡まりにくいので気に入っている(束ねるシリコンベルトみたいなのがまた絶妙に良い)。別にAnkerの回し者ではありませんが…。

USB無線LANアダプタ

今どきこんなものいるのかという向きもあるだろうが、外付けUSBの無線LANアダプタはいざというときに案外重宝する。海外だとそこそこのクラスのホテルでも(むしろ高級で古いホテルほどありがち)無線LANの電波が弱かったり、客室ではなくロビーしか使えなかったりするからである。また、数年前ベルリンでハッカソンに参加したのだが、よりにもよってその日に当時持っていたPCのWifi周りが壊れるということがあり、会場は無線LANしかなかったので詰んだということがあった(仕方がないので家電量販店のSaturnへ行ってBelkinのUSBドングルを買った)。このASUSのUSB-AX56は、キンキラキンのでかいアンテナがついていたり冷却穴が開きまくっていたりして妙な代物なのだが、軽いしチップがrtl8852auなので、WindowsはもとよりGNU/Linuxでも簡単にドライバが入れられて動くというメリットがある。

Bluetoothキーボードとマウス

Bluetoothキーボードは悩ましい問題である。やはり打鍵感等ではHHKB Professional HYBRID Type-Sを持っていきたいところなのだが、いかんせん重くてかさばる。正直今でもLogicoolのK810がバランスが取れていてベストなのではないかと思っているが、結局Microsoft Designer Compact Keyboardに落ち着いた。ボタン電池(CR2032)式なのが玉にキズだが、配列も素直だし3つの機器とペアリングできるし、なにしろ軽い。サイズはAppleのMagic Keyboardと大体同じなのでケースが流用できる。私は昔Roost Standを買ったときにおまけで付いてきたやつを使っていますが…。

Bluetoothマウスはご多分に漏れずLogicoolのMX Anywhere 3である。持ち運ぶならこれがベリーベストでありましょう。

ウェブカメラとUSBマイク

これらも最近ではラップトップPCに搭載されていることが多いので、わざわざ外付けで持っていく必要は無い(あるいはBluetoothイヤフォンのマイクで十分)という考えもあるだろうが、特にマイクは、やはりあると無いとでは大違いである。少なくともオンライン会議があるときはあったほうがよい。

USBコンデンサマイクは大きくかさばるものが多いのだが、Razer Seiren Miniは唯一コンパクトで軽く、音質も上々である。先日のポッドキャストの収録はエチオピアからこれを使って乗り切った。ウェブカメラはマイクよりは優先度が低いが、ベゼルが狭いラップトップだとカメラ性能が低かったり変な位置にあったりして画像が暗くなりがちなので、余裕があれば外付けのを持っていったほうが良い。Anker Powerconf C200は安くて比較的小さく、サポートソフトウェア(Anker Work)で画角が調整できるのがよかった。

USB-Cドック

USBハブもいろいろ買ったが意外にシビアなもので、ノーブランドのいい加減なものを買うとスペックシート的には良いのに実際使うと一部の機能がうまく動かなかったりして困ることになる。結局Anker PowerExpand 8-in-1がPDにも対応していて一番あてになるようだ。写真の構成では、一通りまかなった上でまだ有線LANとHDMI端子が空いているので、必要ならさらにつなげることが出来る。

タブレットとタブレットスタンド

タブレットPCをセカンドスクリーンとして使う場合、できれば画面はメインのラップトップの画面と同じくらいの位置に持ち上げたいのだが、三脚を持っていくのは大げさだしなかなか難しい。このVision Laptop/Tablet Standというのはたまたまイギリスで見つけたのだが、たたむと一枚の板になり、素材もHYLITEなのでとても軽い。元はラップトップスタンドなのだが、上のほうにタブレットを載せられる部分があって、これが便利である。ちなみにタブレットはOSがAndroidならTwomon SEを使うと簡単にデュアルディスプレイ化できる(たぶんiPadでも何かあるだろう)。GNU/LinuxでもVNCを使えば案外簡単に実現できる。

ちなみに一式ポーチ等にしまうとこんな感じである。旅行にはMontbellのトライバッグ45を持っていくが、普段使っている26リットルのGORUCK GR1やBellroyのApex Backpackでも十分余裕を持って収まる。

こんなところでしょうか。他にこういうのがあるよというようなアドバイスがあればご教示いただけるとうれしい。

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