去年(2021年)買ったくだらないものと言えば、これも相当くだらなかった。
(コンピュータの入力用)キーボードの仕組みにはいろいろ種類があって、一般的に使われているのはメンブレン式やパンタグラフ式だが、メカニカル式というのもある。その名の通り、キーを押すとメカニカル(機械式)スイッチが入って入力を検出する仕組みで、現在ではドイツのCherryという会社が開発したCherry MXスイッチというのがよく使われている。さらにその中でもいろいろな種類があるが、我々のような薄ら馬鹿に好まれているのが青軸と称するものである。昔は「青軸」は通称だったような記憶があるのですが、最近は本家が自分からMX BLUEと名乗っているんですね。
青軸にはスコンと抜ける絶妙な打鍵感というか押しごたえがあって、打っていて楽しいキーボードになるのだが、カチャカチャとやたらにやかましいことでも有名である。喫茶店等はもとより、個室でない職場とかでこれを使うとうるさくて同僚に殴られると思う。そんなわけで、青軸の禁断症状に悩まされたときにはこの、青軸のキーが一つだけ付いたキーホルダーが役に立つのである。トイレなどにこもってカチャカチャやればもう安心だ。
なんといいますか、必要以上によく出来ていて、一応スイッチ部分は外せたりもするので、赤軸や茶軸などに入れ替えることも可能なようだが、まあ使うなら青軸でしょうね。