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Fidget Cube に今ごろハマる

white plastic toy on orange surface

先日のMIAUのポッドキャストでもぼやいた通り、去る2021年もくだらないものを多く買ってしまい深く反省しているのだが、中でも最大級にくだらなかったのがFidget Cubeだと思う。

Fidgetというのは「もじもじ」とか「そわそわ」というような意味だが、そういう手持ち無沙汰で落ち着かないときの手すさびにいかがですというのがこのおもちゃである。サイコロ状で6面あり、それぞれに全く実用の役には立たないギミックがついている。一応各面には名前がついていて、

  1. Click
  2. Glide
  3. Flip
  4. Breathe
  5. Roll
  6. Spin

Clickはサイコロの「5」の目のようにポッチが並んでいて押すことができるのだが、だからといって押して何か起こるというわけではない。クリック感があるポッチとないポッチがあってなかなか芸が細かい。Glideはゲーム機のジョイスティックのような感じで、ぐりぐりと動かすことができるが、これまた何も起こらない。Flipは電灯とかでよくあるON/OFFのスイッチで、パチパチ動かせるが、ただそれだけである。Breatheはくだらなさのレベルが段違いなので後回しにすると、Rollは金属ボールと番号錠のシリンダーのようなものを回すことが出来る。Spinは小さなポッチのついた円盤で、これもぐるぐる回すことができる。

そして問題のBreatheは、ただくぼみが彫ってあるだけである。ここに指を置くと落ち着きます、ということらしい。たぶん製造上の理由か、あるいはこの面を下にして机に置くと安定するということでギミックを付けられなかったのだろうが、何も付けないのもなんだし、じゃあくぼみでもつけるか、という貧乏くさい感じがよい。

ペン回しはもとより、一昔前に大流行したハンドスピナーとか、この種のものはいろいろあって、それをいったらある種の数珠もまさぐって心を落ち着かせる(だから英語でWorry Beadsという)という意味があるらしいので、発想としては昔からあるものなのだろう。

どちらかというと興味深いのは登場の経緯で、なんでもKickstarterで史上屈指の投資額(6億円以上)を集めたらしく、そこまでは良かったのだが、どうやらこれ、作るのが簡単なようで、クラウドファンディング開始後、直ちに中国中の工場がばかすかパチモンを作り始めたらしいのである。ゆえに、オリジナルが世に出る前にパチモンが市場にあふれるという事態となり、正直今となっては、Amazonなどではどれがオリジナルだか分からないのである。中には「最新版」Fidget Cubeなどと銘打って、そもそもFidget Cubeではないものを売っていたりする。

オリジナルを設計してKickstarterに出したのはアメリカのAntsy Labsという企業で、今も自社で一応売っているのだが、実際にはZuruというところが作っているらしい。ただ、Zuruが唯一のオフィシャル製造業者かというとそうでもなく、他にもAntsy Labsの委託だかライセンス許諾だかで作っているところはあるようなのだが、出来が微妙に違う(特にGlideの出っ張り具合)。値段もワイルドに違い、パチモン含め妙に高かったり安かったりするのだが、本来の相場は1000円前後ではないかと思う。

ちなみにADHDが改善されるとか集中力が上がるとかいろいろ売り文句はあるのだが、これは自信をもって申し上げますが、 何の効果もありません 。ただ、個人的には無限スイッチのFlipにはまってしまい、ずーっとやっている。自室だからいいが、それなりに音がするので、喫茶店とかでやったら他の客に殴られそうですね。

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