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キャップレス極細はいまいち

fountain pen on black lined paper

パイロット 万年筆 キャップレス FC18SRBMEF 極細字 マットブラック

新型コロナ禍のせいで通勤を含めた遠出が減り、近所をうろうろする程度になったので、ポーチ一つだけ腰から下げて外出するようになった、という話を先日書いたが、そうなると普段使っているA5のノートは入らないので、小さなメモ帳を持参することになる。ここ数年、個人的に手書きはリーガルパッドとか、できればA4、最低でもA5の大きな紙面に太字でがーっと書くだけだったので、極細字の需要はほとんど無かったのだが、メモ帳の小さな紙面にもそれなりの情報量を収めるということを考えると、やはり細字の筆記具が欲しい。ということで、キャップレス・マットブラックの極細を買ってみた。

キャップレス自体は以前細字を買ったことがあり、十分満足していたのだが、当時も書いたようにキャップレス・マットブラックは俗に「仏壇」と言われるような日本の万年筆のださいデザインやカラーリングとは一線を画していて、そのうち手に入れようとは思っていたのである。そして、マットブラックにだけ極細があるのですね。

結論から言うと、確かに細い字が安定して書けて、そういう意味では満足しているのだが(感覚的に字幅は0.38mmのゲルインキペンくらい)、やはりペン先が引っかかるというか、カリカリ感が否めない。引っかかる上にびょんびょんしなるというあたりは、大昔のある種のモンブラン(私が持っているのだと1266)のニブにも通じるところがあって、好きな人は好きかもしれないが俺はあんまり得意じゃないなあ。調整してもらえば多少は良くなるかもしれないが、今はペンクリニックにもなかなか行けないしねえ。

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