高いシャーペンが子どもに大人気、という話を先日書いたが、大人にも人気のようである。とはいえシャーペンを筆記に使う人というのは今どきそんなにいないはずで、だいたいは素材やデザインの良さに惹かれているようだ。特に工房楔に代表されるような高級木軸シャープペンシルには熱狂的なファンが多く、飛ぶように売れているらしい。
私自身はどちらかといえばインダストリアルというか金属を使った工業製品然としたものが好きで(だからLAMYが好きなのね)、工芸感というか手作り感のある木軸にはあまり惹かれないのだが、シャーペンに限らず珍しい素材には興味がある。最近買った中では、このトンボのFUMIというのが面白かった。私が買ったのはシーブルーだが、ブルーというほど青ではなく、黒に近い色味。
シャープペンシルとしては何の変哲も無いものだが、軸の素材が三井化学の開発したNAGORIとかいうもので、海水のミネラル成分由来の複合材料(プラスチック)という触れ込みである。ようするに多孔質だからだと思うんだけど、さらさらしつつも独特の吸い付くような感触がおもしろい。パナソニックが出している超高級シェーバーのラムダッシュパームインにも使われているそうだが、シェーバーやペンに限らず手が触る部分には大変向いている素材のようだ。ペンのグリップにラバーというかゴム素材が使われているのがイヤで、でも手が滑るのもイヤだなあという私みたいなのにはちょうど良い素材と言える。おすすめ。
