AC出力のついたモバイルバッテリは割と便利:RAVPower RP-PB054

ポータブル電源 RAVPower 20100mAh / 65W 予備電源 パソコン バッテリー ( AC出力 + USB ポート + USB-C ) MacBook /ノートPC 等対応(緊急・災害時バックアップ用電源) RP-PB054

電源のあるカフェは増えてきたし、会議場で席ごとにコンセントがあるところも無いわけではないが、それでも大学等で行われる学会やカンファレンスだと、電源が取れるということはほとんどない。もちろん最近のラップトップは電源の保ちが昔と比べれば段違いだけれども、それでも何かをがんがんビルドしたりすると、電池はすぐ無くなってしまう。本質的には内職すんなという話のような気もしますが。

スマホやタブレットだとモバイルバッテリが使えるし、最近はラップトップでもモバイルバッテリからUSB Type-Cで給電できるものも出てきたが、まだまだ数が少ない。ということで、コンセントが差せるバッテリがないかなと思ったら、ありました。RAVPowerとかいうブランドのRP-PB054という製品だが、どこでもドアならぬどこでもコンセントという感がある。

AC出力のついたバッテリは昔からあったが、キャンプや災害時用でやたらでかいか重いというものが多く、ここまでコンパクトなものは珍しい。形も重量も大体500mlのペットボトル相当である。

容量は20100mAhと、大容量化が進む今となっては大したことないが、つないだラップトップをフルスロットルで使って大体2時間は延ばせる。もちろんUSB Type-AやType-Cも出せるので、スマホ等も充電できる。こいつ自体の充電に専用のACアダプタが必要なのが玉に瑕だが、まあそれは仕方が無い。去年買って良かったと思ったガジェットの一つ。

 

+d UKIHASHI

+d ウキハシ タケ Size M d-365-M 【箸置きのいらない箸】

海外出張、特に一人旅で困ることの一つは食事だと思う。日本においてすらちゃんとしたレストランでの一人めしは精神的にきついのに、海外で出来るわけがない。ファストフードなら一人でもいいが、同じブランドであっても日本と比べてまずいし、特に西欧では異様に高い。ミール(セット)が日本円に換算して2000円以上することはざらである。

総じて海外だと外食は割高なのだが(というより、どちらかというと日本が異様に安すぎるだけかもしれないが)、市井のスーパーはそこまででもない。なので、スーパーでパンとおかずを買ってホテルの自室で食べることが多いのだが、ここで問題となるのが食器である。日本のコンビニだと割り箸やらスプーンやらを入れてくれることが多いが、海外では(店に置いてあって持ち帰り自由のことともあるが)まずもらえない。なので、箸を持ち歩くようになった。

この箸は、揃えて置くと先端が浮き上がるので箸置きがいらないという触れ込みなのだが、よくよく考えてみると私などは食べている間に箸をテーブルに置くということがまずないので、どうも意味が良く分からない。わざわざ向きを揃えて置くのも結構面倒である。ただ、竹で出来ているせいか非常に軽く、表面加工されているので水洗いすればすぐきれいになり、かつ付属のケースが中央できゅっと絞ってある構造なので、荷物の中であまり音を立てないのが気に入っている。まあ、日数分割り箸持っていけば良いだけの話ですけどね。

 

Ambertech Bluetooth ワイヤレスキーボードケース

【 Ambertech 】 Bluetooth ワイヤレスキーボードケース 防塵防衝撃カバー 持ち運びに便利 汎用型 アップル Appleワイヤレス Bluetooth キーボードMC184LL/B , MC184D/A , MC184D/B / Logicool Easy-Switch K810 / K811 ほぼ全機種対応可能 12インチ ワイヤレス キーボード マウス収納可能 2色 (黑)

以前も書いたが、Bluetoothキーボードはここ数年ロジクールのK810を愛用している。思うにBluetoothキーボードもこれ一つでOKという定番が無い世界で、打ち心地、キーの配列、接続性、静音性、電池の保ち、価格、重量、CtrlとCapsの入れ替えが出来るか(私はEmacs使いなのでこれ死ぬほど大事)、GNU/Linuxでもちゃんと使えるか、等々、いろいろ探してはみたけれど全て納得できるようなものはなく、正直困っているのですが、K810は突出したところこそ無いものの、どの要素もそこそこ満たすという感じで気に入っている。

で、これはK810ではなく別のキーボードの話だが、先日手提げ鞄に入れて裸で持ち歩いていたところ、どうやら何かの拍子に比較的強くぶつけてしまったようで、鞄の中に入っていたのにキーが割れてしまった。しょんぼりしたので急遽K810用のケースも物色したのだが、当然というべきか、そんなニッチなものはなかなか無いのですね。

とりあえず見つけたこれを買ってみたのだが、防塵だの防衝撃だのと大層なことを書いているものの、まあよくあるネオプレン(?)製のケースである。値段が値段なので作りはかなり雑だが、K810がほぼぴったり入る。二つあるポケットのうち小さいほうは元々AppleのMagic Mouseを入れることを想定しているようだが、Microsoft Arc Mouse Bluetoothがこれまたぴったり入った。というより、Magic MouseやArc Mouseのような相当薄いマウスでなければ入らないだろう。大きなほうにはサンワダイレクトのスマホ・タブレット用アルミスタンドを入れているが、こちらはサイズぴったりというわけではないので、キーボードを入れていないと圧が無くてぼろっと出てしまう。まあほぼ満足ではありますが。

 

Android上でEmacsをまともに使うには

AndroidタブレットでEmacsが使いたかったのだが、ネットで調べてみるとどうも情報が錯綜というか、古い情報が多くて困る。例えばGoogle Playアプリストアで検索すると、EmacsをAndroidに移植したemacs-androidが見つかるのだが、不安定だし日本語使えないしそもそも2012年から更新されていない。SSHで外のサーバに接続し、そこでEmacsを起動するという手もあるが、当然オフラインでは使えない。

そんなわけでしばらく試行錯誤した結果、2017年8月現在それなりに(というかほぼ完璧に)使い物になると私が思うEmacs on Androidの運用環境は以下の通りである。

Termuxを入れる

TermuxはAndroid上で動く端末エミュレータ(root不要)だが、APTベースのパッケージ管理システムを備えていて、大概のものはパッケージ化されている。zshもあるしsshもあるしgitもある(現在用意されているパッケージの一覧)。ghcがあれば最高だったのだがとりあえずclangやpythonはあるし、texliveすらある。vimが使いたいならvimもある。そして、emacsもある!

なので、termuxを入れて

$ apt-get update; apt-get upgrade; apt-get install emacs

基本的にはこれでおしまい。Emacs25がちゃんと動く。良い時代になりましたねえ。

Hacker’s Keyboardを入れる

細かい補足をすれば、Androidのソフトウェア・キーボードはCtrlやAltがないことが多いので、Bluetoothなどで外部キーボードを接続していない場合、C-x cとかが打てなくて詰むことになる。これに関しては、Hacker’s Keyboardをインストールすればよい。まあ、どのみちハードウェア・キーボードはほぼ必須ですけどね。

SKKを入れる

Termux上のEmacsへの日本語入力は普通にAndroidのIMEを使って行えるが、個人的にはSKKを使うのがきびきびしていて良いと思う(まあ私が元々SKKに慣れているということもあるが)。ddskkがMELPAでパッケージ化されているので、~/.emacs.elに

(require 'package)
(add-to-list 'package-archives '("melpa" . "https://melpa.org/packages/") t)
(package-initialize)

などと書いてM-x package-install ddskkでインストールできる。設定はHow to install DDSKK using MELPAを参照。

ファイルの扱い

ファイルシステムはTermux内で閉じているが、

$ termux-setup-storage

を実行すると、~/storage以下にAndroid側のストレージ・ディレクトリへのリンクが張られるので、ここにファイルを置いてやればAndroid側とファイルのやりとりをするのは容易だ。ちなみに外部microSDカード等は、~/storage/external-1といった感じで見える。

というこの記事(の下書き)を、今まで述べたセッティングで特急レッドアローの狭いテーブルの上で書いたのだが、なかなか快適だった(揺れるけど)。ちなみに外部Bluetoothキーボードは、まあまあまともな配列とキーピッチで、しかもしっかりしたタブレットスタンドを内蔵しているELECOMのTK-FBP069BK がおすすめである。販売終了になってしまったようだが、Amazon.co.jpならまだ買える。

【2014年モデル】ELECOM Bluetoothキーボード Windows・Android対応 9台切替 86キー ブラック TK-FBP069BK

 

中身の入れられるクリップボードは案外便利

SAUNDERS(サンダース) SlimMate STORAGE CLIPBOARD (ORANGE)

雑多な書類を持ち運ぶ必要があり、かつ出先で(場合によっては立ったまま)若干の書き物をしなければならないのだが、ただし机はない、という状況にたまに出くわすのですが、そういうときに便利なものはないかなあと思っていたら、こんなものを見つけた。

ようは中身が入れられるクリップボードに過ぎないのだが、これが意外と便利なのである。ジャンルとしてはstorage clipboardと言うらしい。チープなプラスチック製だがそのぶん軽い(ヒンジには金属の軸が入っている)。コシが無いトートバッグ等に書類を直に入れた場合、くたっとなってしまって必要なときにさっと掴めなかったりするのだが、これを入れておくと壁に立てかけることもできる。別にクリップに挟まなくとも、FIELD NOTESのような表紙が柔らかいメモ帳等の下敷きとしても使える。カラーバリエーションも黒を始めとしてそれなりにある。

私が買ったのはLOFTで見つけたDexasとかいう会社のSlimcaseという製品で、Dexasというのは主にキッチン用品を扱っているメーカーのようだが、こういうものも作っているらしい。きょうび大概のものはAmazon.co.jpで買えるのだが、Dexasのはなぜか扱いがない。SaundersというメーカーのSlimMateという似たようなものなら扱いがあるが、Dexasの2倍以上高いのである(Dexasのは1000円くらい)。別に2倍品質が良いということはないというか、基本的に同じもののように見えるのですが…。

 

読書用定規の話

私は読書が趣味で、だいたい一日一冊くらいのペースで読んでいるのだが、元来集中力に欠ける人間なので、読んでいる途中にふっと別のことを考えてしまい、話の流れを見失ってしまうことがよくある。読み落としも多い。

ずっとこれで困っていたのだが、去年くらいから何かを行に当てながら読むというのを始めて、これがなかなか悪くないことに気づいた。今読んでいる行にしおりや定規を当てて読むと、集中が途切れてもちゃんと戻ってこられるし、読むスピードも上がったように思われるのである。まあ気分の問題かもしれませんが。

行に当てるものは、透明でないほうがよい(下が透けるといよいよ気が散るので)。で、最近まで手元にあったアルミの定規を使っていたのだが、先日この用途にぴったりな定規を二つ見つけた。

モチモノ 滑らない 定規 ピタットルーラー 15cm オレンジ

ひとつはピタットルーラーと称するもので、アルミとアクリル、二枚の板をシリコンゴムでつないだ構造になっている。横から見ると山型になっていて若干浮いているので、そのままだと滑るのだが、上から押さえるとゴム部分が下に沈んで接地し動かなくなる。ようするに、滑って欲しいときには滑るし、滑って欲しくないときには滑らないのである。

固定するには押さえなければならないし、若干厚みがあるのでしおり代わりにするにはやや不向きだが、卓上で使う読書用定規としては非常に素晴らしい。というか、上から押さえると少し定規の板がせり出して幅が広がるわけで、輪郭が動いてしまい、実は狙ったところに正確な線を引く定規としては全く使い物にならんのであるが、読書用としては当てるところは別にアバウトでよいので問題にならないのである。

クツワ HiLiNE アルミ定規 XS15BK 15cm ブラック

もう一つはクツワの定規で、定規そのものが黒くて目立つのと、薄いのに加えて表面がざらざらしていて滑りが良いので、しおり代わりに本に挟んでおくのに適している。持ち運び用に良い。

定規のくせに「スパッ!と切り取る。」というのが最大の売りになっている謎の製品なのだが、縁に角度が付けてあるので、実際紙を当てて引くと確かに感動的なまでに切れる。例えば、飛行機に乗るとSkyMallとか通販雑誌が置いてあって、読むと妙に物欲が刺激されることもあるわけですが、雑誌自体を持ち帰るのも馬鹿げているような気がするじゃないですか。そういうとき、私はこの定規で切り取ってノートに貼り付けている。スマホで写真を撮ればいいじゃんという話もありますが、それだと大体撮ったこと自体を忘れてしまうので…。

 

Happy Hacking Keyboardを気分良く持ち歩く

先日、ノマドワーク用品と言うか、出張など出先である程度まとまった時間仕事をする際に持っていくものについてブログに書いた。あの中ではキーボードとしてロジクールのK810が良いと書いたのだが、最近はまたHappy Hacking Keyboard Professional JPを持ち出すようになっている。

LOGICOOL Bluetooth イルミネートキーボード K810

PFU Happy Hacking Keyboard Professional JP 日本語配列 墨 USBキーボード 静電容量無接点 Nキーロールオーバー ブラック PD-KB420B

K810は極めて優れたBlueToothキーボードなのだが(前の記事を書いた当時はどこも品切れだったが最近また入荷したみたいだし)、純粋にキーボードとして見ると静電容量無接点方式のコトコトという快適なタッチには及ばない。私は普段家で東プレ Realforce 91を使っているのでなおさらである。

東プレ キーボード Realforce91UDK-G テンキーレス日本語配列カナなし USB 静電容量無接点方式 DIPスイッチ機能付 昇華印刷墨モデル ALL45g荷重 別色ASDWキー付属 ブラック NG02B0

あとまあ、私は貧乏性でして、せっかく大枚はたいて買ったHHKBがすでにあるのに使わないのはもったいないという気分もある。そのくせHHKB BTが出たときには飛びつきかけたのだが、Type-S相当ではないのが気になってどうにか踏みとどまった。でもType-SのBlueTooth版が出たらもう我慢できないと思う。

Happy Hacking Keyboard Professional BT 日本語配列/墨 PD-KB620B

PFU Happy Hacking Keyboard Professional JP Type-S 白(日本語配列)

HHKBを持ち運ぶ場合、3点考えなければならないことがある。一つはminiUSBをどうするかということ、もう一つはAndroidタブレットでどう使うかということ、そして最後にケースだ。

まず、HHKBのインターフェースは、今時(やや)珍しいminiUSBである。私はmicroUSBのケーブルならいつも持ち歩いているので、microUSBメス→miniUSBオスの変換アダプタが欲しいわけだ。別にもう一本ケーブル持ってもいいんですがね。

miniUSBメス→microUSBオスのアダプタなら割とあるのだが、逆は意外と珍しい。一応Amazon.co.jpだと変換名人というのがあるのだが、妙に大きい(というか長い)のが気になる。

変換名人 microUSB(メス) → miniUSB(オス) 変換アダプタ USBMCB-M5A

で、どうしたものかねと思っていたのだが、ひょんなことからサンワサプライが出しているKU-M05MCMBBKという巻き取り式USBケーブルに、非常に小さなmicroUSB→miniUSB変換アダプタが付属していることを知った。これは充電専用ではなくデータ通信も対応なので、当然HHKBにも使える。白バージョンもあるので、白いアダプタが欲しい人にもちょうど良いのではないか。ケーブル本体は全く使っていませんが…。

サンワサプライ microUSB+ミニUSB巻き取りケーブル ブラック KU-M05MCMBBK

次に、Androidタブレットないしスマホとの接続である。タブレット/スマホ側はmicroUSBメスなので、今度はmicroUSBオス→miniUSBオスが欲しいわけだ。最近はスマホが普及したおかげでmicroUSBオス→microUSBオスのケーブルもあるのだが、私の場合はmicroUSBオス→USBメスを用意して、それとUSBオス→microUSBオス→先述のminiUSBアダプタをつなげばよいということになる。

サンワサプライ USBホスト変換アダプタケーブルMicroBオス-Aメス 0.1m AD-USB18

言葉で書くとなんだかややこしいが実は大した話ではない。これでちゃんと入力できた。ちなみに日本語入力はスペースキーのすぐ右側のキー(回転矢印みたいな刻印)で切り替えられる。

最後はケースである。最近の電子機器はそれなりに丈夫なので、別に剥き出しでカバンに突っ込んでも良いとは思うのだが、擦り傷は付きそうでなんとなく気になる。

一応純正のオプションでスマートケースというのがあるのだが、どうもサイズが微妙らしく、あまり良い評判を聞かない。ちなみに私はなぜかキーボードトランクも持っているのだが(再販されたのね…)、これはこれでカッコイイケースではあるけれども、さすがに持ち出す気にはなれない。HHKBの寸法は11cm×29.4cm(×厚み4cm)なのだが、15cm×35cmくらいのサイズのクッションケースみたいなのが意外と無いのですね。

で、結局いろいろと物色した結果、今のところ私は無印良品のオーガニックコットン巾着・小というのを使っている。幅はともかく長さはほぼぴったりで、しかも安いのが良い。店舗限定と書かれているが、とりあえず吉祥寺の丸井にはあった。とにかくさっと出してさっと戻せるのがよい。

ただ、無印の巾着はただの布でクッション性は全く無いので、そのへんが気になる人は、カメララップにくるむという手もある。私の場合たまたま家に使っていないTENBAのメッセンジャーラップがあったので、試しにくるんでみたら悪くない感じだった。

【アマゾンオリジナル】 TENBA バッグアクセサリー MESSENGER WRAP-16inch(41cm) オリーブ ETM-83506

サイズは16インチ(40cmくらい)四方あれば十分ではないかと思う。

 

ぼくのかんがえたさいきょうのノマドワークツールキット

Kickstarterで申し込んでいたThe Roost Laptop Stand(とRKM case)がようやく到着した。出資したのはいつだったか覚えていないくらい前のことだが、とにかく届いてよかったよかった。

the roost stand at work

前にも書いたが、基本的に自宅の自室と大学の研究室を行き来する生活を送っているので、およそノマドワーカーとは言い難い。ただ、ここ数年は国内、海外問わず出張へ行くことが増えてきたし、職場が自然豊かな地(婉曲表現)にあるということもあって、都心へ行く用事がある際には出先で数時間仕事をするということもある。そうなると、普段慣れ親しんだ環境以外であれやこれやと作業をするということが多くなるわけだ。去年は大学図書館の地下書庫に籠もって調べ物をすることが結構あったので、そういうときもいわば出先で作業ということになる。

スタバ等のこじゃれたカフェだと、どこへ行ってもノマドワーカーないしノマドワーカー・ワナビーみたいな人がいっぱいいるが、いつも思うのは、連中カラダが凝らないのかなということである。大体机が低いので、ラップトップの画面が普通に椅子に座ったときの正面への視線よりも下にくる(机が無くて本当にひざ(ラップ)の上にラップトップを置くときも当然そうなる)。そこで、ラップトップに覆い被さるような猫背の姿勢でキーボードを叩くことになるわけだが、あれは相当体に負担のかかる姿勢だと思う。むかし大学院生だったころ、よんどころない事情で夜中に翻訳を近所のデニーズでやっていたのだが、首はつるやら肩は凝るやら背中は張るやらで困ったものだ。

そんなわけでラップトップのディスプレイは視線と水平なあたりまで持ち上げたいのだが、そのために必要なのがいわゆるラップトップ・スタンドである。カテゴリとして決まった名称は無いようで、海外だとlaptop standとかlaptop riserとか様々な名前で呼ばれているが、それなりに使われているようだ(専門店すらある)。日本ではそもそもあまり普及していないが、ライヴハウスでラップトップ・ミュージックをやる音楽家が使っているのを見たことはある。これもいろいろな製品があるのだが、重くてかさばる上、そもそも画面を必要な高さまで持ち上げられないものが多く、持ち運びを考慮したものもあまり無かった。

そんな中で私が大昔から使っているのはCBS Lapjackという奴で、昔は原宿のアシストオンにあったのだが、今は扱っていないようだ。HYLITEという特殊素材で出来ていて、折りたたむと薄くなって軽いのがよいのだが、サイズとしてはA4オーバーなので、かさばならないかと言えば嘘になる。

(有)ドーフィールドジャパン ノートPCスタンド ブラック EGNB-100

Amazon.co.jpで簡単に買えるのは上の写真のこれだが、元はといえば台湾かどこかのメーカーが作っているらしく、OEM(?)なのかどう見ても同じものが違うブランド、違う名前で出ている。これも悪くはなく、私は自宅や研究室で据え置きとして使っている。下に何かひいておかないと、動かすたびに机に傷がついてしまうのですが…。

この手のニッチな製品はクラウドファンディング向きのようで、KickstarterにもThe Roost以外にFLIOThe Apex Revolutionというのもあるようだ。まあ、機能とコンパクトさと重量の兼ね合いでは、今のところThe Roostがベストだと思う。軽いし、なんといっても開くときはパカッと開いて、仕舞うときは一本の棒にまとまるというギミックが独創的である。

RKM case at work

この種のスタンドを使うと、外付けのキーボードとマウスが必要になる。今回はThe Roostのおまけとして、スタンド以外にその他一式も入れられるバッグのRKM(Roost Keyboard Mouse)caseというのも買ったのだが、これもなかなか良かった。

PFU Happy Hacking Keyboard Professional2 墨 英語配列 静電容量無接点 USBキーボード Nキーロールオーバー UNIX配列 WINDOWS/MAC両対応 ブラック PD-KB400B

注文した当初は、RKM caseにHappy Hacking Keyboard Professional2を入れて持ち歩くつもりだったのだが、このところAndroidタブレットもかなりヘヴィーに使うようになっていて、Bluetooth非対応のHHKBはやや持ち出しにくい。

LOGICOOL Bluetooth イルミネートキーボード K810

そこでBluetoothキーボードを物色したのだが、なかなかこれというめぼしい製品がない分野で、

  • Bluetooth対応(これは当たり前)
  • マルチペアリング(複数の機器といちいち再ペアリングすることなく接続可能)
  • HHKBやRealforceのような静電容量無接点方式並みとは言わずとも、そこそこの打ちやすさ(安物キーボードにありがちなぐにゃっとした打鍵感がない)
  • あまり変態的ではない日本語配列
  • それなりの質感

あたりを満たす製品となると、事実上Logicool K810しか無いのではないかと思う。3台までマルチペアリングできるし、最近のMicrosoftのキーボードのような余計なことはしていないのでCtrlとCapsのスワップも素直にでき、ファンクションキー等がDebianというかGNU/Linuxから設定可能なのもよろこばしい。しばらく使っているが(このブログも大半はこのキーボードで書いた)、不満のない出来である。

LOGICOOL ロジクール Bluetooth ウルトラスリム タッチマウス ブラック T630BK

Bluetoothマウスもこれまた決定版の無いニッチで、私もいろいろ調べてみたのだが、特にマルチペアリングでモバイルということになると、これまたLogicoolのT630しかないのではないかと思う。これはこれでよいマウスなのだが私の手にはやや小さすぎるので、普段は仕方なく、BluetoothではないがワイアレスではあるトラックボールのLogicool M570を使っている。親指で球を回すタイプのものであれば、普段はマウスを使っていてもあまり違和感無く移行できるのがこの種のトラックボールの良いところである。場所も取らないし。

LOGICOOL ワイヤレストラックボール M570t

M570のBluetooth版が出ればすぐ飛びつくのだが、そもそもBluetoothのトラックボールというのが無いんですよね。ちなみにRKM caseにはM570もちゃんと入る(HHKBも入るが)。別にLogicoolから金をもらっているというわけではない(むしろ大枚払っている)のだが、この種のガジェットを機能本位で選ぶと、どうしてもLogicoolばかりになってしまう。

Gechic On-Lap1303I 13.3インチモバイル液晶モニター 10点マルチタッチ対応、IPSパネル採用 最大解像度1,920×1,080 保護カバー&スタンド付

加えて、自宅にしろ研究室にしろマルチ・ディスプレイ環境に慣れきっているので、出先でもせめてデュアル・ディスプレイもどきにはしたいのである。最近ではGechic On-Lap1303Iのような本格的なモバイル・ディスプレイもあるが、ディスプレイにしか使えないものをいつも持ち歩くというのもなあというのがあり、やはりここは普段持っているタブレットを、必要な時だけ拡張ディスプレイとして使いたいわけです。

この種のことを実現するアプリはAndroidにしろiPadにしろいろいろあるのだが、いくつか私が試した限りでは、Androidタブレットでまともに使えるのはTwomonUSBだけのような気がする。USBケーブルでつなぐと簡単にディスプレイを拡張できる。有料だが大した値段ではないしとても便利だ。

オウルテック iPhone6/6Plus/iPhone5/5S/5C/5/iPod/Galaxy/Xperia等各種スマートフォン 8インチまでのタブレットPC対応アルミスタンド 105°までの無段階角度調整 【JAS mini】 グレー R9-TPS-JSMGJ-GP

タブレットを立てるタブレットスタンドも、これまた星の数ほど出ているが、

  • 安定して立てられる
  • ある程度角度が変えられる(これ意外と重要)
  • 重量が軽くかさばらない

となると、途端に数が絞られる。私が知る限りでは、これら全ての条件を満たすのはこのCoolerMasterのJAS miniくらいしか無いように思う。スマホならOKでもタブレットを乗せるとひっくり返ってしまうものが多い中、これは足にゴムの滑り止めが付いていることもあってなかなかしっかり立つし、しかもかさばらない。

キングジム タブレットPC・ノ-トケ-スS タブリオ  7901 黒

タブレットケースの類も多いが、私はキングジムのタブリオを愛用している。タブレット以外にJAS miniもポケットに入れて持ち運べるし、一緒にA5のノートと多色ペンも持ち歩くことができる。取っ手がついているので、これだけで持ち歩きも出来るしバッグからも出しやすい。あまり話題にならないが、必要なものがこれ一つにちゃんと収まるという点で言えば、これはなかなかのすぐれものだと思う。

The Roost Stand, K810, M570, T630, JAS Mini, Tablio, RKM case

というわけで、総合すると2016年現在わたくしが思う最良のノマドワーク用品一式は、上の写真のような構成になる。去年から大体この構成(先日までスタンドはLapjackだったが)でカフェやら会議室やら空港のラウンジやらを動き回っているが(さすがに新幹線や飛行機は机が小さすぎて無理)、ほぼストレスフリーな作業環境が、40cm×40cm(タブレットも置くなら40cm×50cm)くらいのスペースに収まる。背景がおしゃれなカフェではなく私の小汚い研究室なので、見た目はぱっとしませんがね。もし、他にもこんなものがあって便利だということがあれば、ご教示いただけるとありがたい。