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スタビロ バイオニックワーカー

black retractable pen on white printer paper

スタビロ 水性ボールペン バイオニックワーカー 0.3mm ブラック 2016-46

私はローラーボール(水性ボールペン)が好きなのだが、他に使っている人は周囲におらず、そもそも最近では紙に手書きなんかする人間は少数派で、というか私にしても正直一般向けにはゲルインクペンで十分だろという気分がないわけではないのだが、インクの出が良いので書き出しがかすれないとか、書き心地がぬるぬるなめらかであるとか、発色が鮮やかなでコントラストがはっきりしているとか、そういった諸々の特徴が合わさった結果としての独特の書き味には麻薬的な魅力がある。書くにつれて、すでにそこにあった文字が勝手に浮かび上がってくるかのような奇妙な錯覚を覚えることすらあって、はまる人ははまると思う。万年筆にも似ているが、ひと味違う。

ひとくちに水性ボールペンといってもいろいろあって、私などは目についたものを節操なくいろいろ試しているのだが、最近ではドイツ・スタビロのバイオニックワーカーというのを好んで使っている。ご覧の通りデザインも変だが、書き心地もするすると紙上をやり過ぎなくらい滑って良い意味でかなり変である。スタビロは代理店が変わったのか、最近はヨドバシなどでも大々的に売られているようだが、「思わず笑ってしまうほど滑らかな書き心地でおなじみの」というキャッチコピーにはこいつ分かってるな感があってなかなかよろしい。そう、思わず笑ってしまうほど変な方向に振り切れていないと、今さらローラーボールなんか使う意味ないんだよ。まあ、おなじみの、というほど一般的知名度はないと思うが…。

洋物のペンにありがちな話で、字幅0.3mmとか0.5mmとかいいつつ日本のペンと比べると明らかに0.1ミリ以上太いのだが、そういう細かいことを気にする人はジェットストリームでも使っていればよいのである。リーガルパッドのような大判の安い紙にどうでもいいことをがーっと書くには最適だと思う。使い切り式のくせに結構高いのは難点だが…。

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